KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 北海道の行政職員採用試験には「職務基礎力試験」という科目がありましたが、BESTと同じ試験だとは道の公式ページでは確認できません。
  • 令和8年度からは、A区分の6月試験の職務基礎力試験が教養試験に、C区分(職務経験者)事務系はSPIに変わると道の特設ページで案内されています。
  • 経験不問区分(就職氷河期世代が対象)も、職務基礎力試験から教養試験(高卒程度)に変わりました。
  • 道内の市町村の試験は北海道庁とは別です。各市町村の受験案内で筆記試験の名前と内容を確かめてください。
この記事の目次
  1. 01北海道の「職務基礎力試験」とBESTは何が違う?
  2. 02同じ試験と言えるのは、どんな記載があるとき?
  3. 03令和8年度は、どの区分で何に変わった?
  4. 04北海道庁を受ける人は、何を準備する?
  5. 05BESTの問題集で北海道の対策はできる?
  6. 06道内の市町村は、北海道庁と同じ?
  7. 07よくある質問
  8. 08出典・参考

北海道の「職務基礎力試験」とBESTは何が違う?

北海道の行政職員採用試験では、これまで一部の区分で「職務基礎力試験」という名前の筆記試験が使われてきました。一方、公益財団法人 日本人事試験研究センターが2024年4月から提供している試験の名前も「職務基礎力試験(BEST)」です。名前が同じなので、検索すると両方の情報が混ざって出てきます。

北海道の「令和8年度北海道行政職員等採用試験 試験制度特設ページ」には、道の職務基礎力試験がBESTであるという記載も、問題数や出題内容の説明も見当たりません。この記事では、北海道の職務基礎力試験がBESTと同じかどうかは確認できないという立場で説明します。

BESTと北海道の職務基礎力試験(2026年9月27日に確認できた範囲)
項目BEST(日本人事試験研究センター)北海道の職務基礎力試験
位置づけセンターが問題を提供し、各自治体が自分の採用試験で使う北海道の採用試験の科目名
問題数・時間BEST-Aは60題・1時間特設ページに記載なし
出題内容論理・文章・資料・社会情勢などの基礎的な出題特設ページに記載なし
令和8年度各地の自治体で利用が続いているA区分6月試験・C区分事務系・経験不問区分で別の試験に変更

過去の北海道の受験案内や体験談で試験の中身を見る場合も、BESTの対策がそのまま当てはまるとは限りません。BESTかどうかの見分け方は受験案内でBESTか見分ける方法で説明しています。

同じ試験と言えるのは、どんな記載があるとき?

試験の名前が同じでも、提供元や形式が違えば別の試験です。受験案内に次のような記載がそろっていれば、BESTだと判断しやすくなります。北海道の特設ページには、このどれも見当たりませんでした。

  • 「日本人事試験研究センター」や「BEST」「BEST-A」の名前がある。
  • 問題数と時間が「60題(60問)・60分(1時間)」と書かれている。
  • 出題内容が「論理的に思考する力、文章を正確に理解する力、統計等の資料を分析する力、国内外の社会情勢への理解等」と説明されている。
  • 性格面の検査として「職務適応性検査(BEST-P)」が併記されている。

なお、例題が公開されているかどうかでは判断できません。センターは実際の試験問題を複写・転写・公表できないものとして扱っていますが、BESTの例題はセンターのページで公開されており、福岡県のように採用する自治体のページから例題集が案内されることもあります。

令和8年度は、どの区分で何に変わった?

北海道は令和8年度の試験から、試験内容や受験時期を見直し、これまで以上に受験しやすい制度に変えると特設ページで案内しています。職務基礎力試験に関わる変更を中心にまとめます。

令和8年度 北海道行政職員等採用試験の主な変更(2026年9月27日確認)
区分変更の内容(特設ページの記載の要約)
A区分(大卒程度)共通オンライン試験(SPI)の導入。年3回(4月・6月・9月)受験可能。6月試験の職務基礎力試験を教養試験に変更。東京会場ですべての試験を受験可能
A区分 事務系・技術系事務系は小論文試験を廃止。技術系は専門性確認面接を導入
B区分(高卒程度)事務系は作文試験を廃止。技術系の農業・林業・水産は専門試験を筆記型から専門性確認面接に
C区分(職務経験者)共通自分の都合に合わせた受験時期の設定、面接日時の予約が可能に
C区分(職務経験者)事務系職務基礎力試験をSPIに変更。面接は2回から1回に
C区分(職務経験者)技術系筆記試験を廃止し、書類選考と面接試験(専門性確認と人物評価)に
経験不問区分(就職氷河期世代対象)職務基礎力試験を教養試験に変更。問題のレベルを大卒程度から高卒程度に。面接は2回から1回に

つまり令和8年度以降の北海道庁の試験では、これまで職務基礎力試験を使っていた区分が、教養試験やSPIに置き換わっています。細かい日程や科目は、道が公表する各年度の総合案内・受験案内で確かめてください。

北海道庁を受ける人は、何を準備する?

区分別の準備の重点(当サイトの整理)
受ける区分筆記の中心(令和8年度)準備の重点
C区分(職務経験者)事務系SPI言語・非言語の形式に慣れる。面接は1回なので職務経験の説明を磨く
C区分(職務経験者)技術系筆記なし(書類選考と面接)専門性を説明できる書類と面接の準備
A区分(大卒程度)受ける回によってSPIか教養試験受ける回の科目を先に確かめてから準備を始める
経験不問区分教養試験(高卒程度)高卒程度の教養試験の範囲を確認する

北海道庁と、BESTを使う他の自治体を併願する場合は、SPI・教養試験・BESTで重なる部分(文章の読み取り、割合の計算、時事)から始めると効率的です。違いはSPIとの違いと教養試験との違いで比べています。

BESTの問題集で北海道の対策はできる?

令和8年度の制度では、北海道庁の各区分の筆記はSPIや教養試験になっているため、BESTの問題集は北海道庁の対策の中心にはなりません。ただし、次のような部分は、BESTの練習とも重なります。

  • 文章の読み取り:本文にあることと、書かれていないことを分ける練習は、どの試験にも共通します。
  • 資料の割合計算:増加率・構成比の考え方は、SPIの非言語や教養試験の資料解釈でも使います。
  • 時事:国や自治体の新しい制度の用語は、教養試験の社会科学・時事でも問われます。

道内の市町村でBESTを使うところを受ける予定がある場合は、形式に慣れておく意味があります。当サイトの無料お試し10問(登録不要)で、BEST-Aの4分野に合わせた問題と解説を確認できます。

道内の市町村は、北海道庁と同じ?

北海道庁の試験制度の変更は、道内の市町村の採用試験には直接関係しません。市町村の職員採用試験は、それぞれの市町村が科目を決めています。札幌市など道内の市町村でBESTが使われるかどうかは、各市町村の受験案内で確かめてください。

北海道で受ける人の確認表
つまずき確認する操作
「北海道 職務基礎力試験」で出てくる情報が古い情報の年度を確かめ、令和8年度以降の制度と分けて読む
市町村の試験が道と同じか分からない受ける市町村の受験案内で、筆記試験の科目名と説明を見る
「職務能力試験」と書かれている60問・60分、4つの力の説明があるかでBEST-Aかを判断する
過去問を探しているBESTの問題は公表されない。北海道の試験も年度の案内で例題の有無を確かめる

全国でBESTの記載を公式ページで確認できた自治体はBESTを実施する自治体一覧にまとめています。

Q & A

よくある質問

Q.北海道庁の職務基礎力試験はBESTの問題集で対策できますか?

北海道の職務基礎力試験がBESTと同じかは公式ページで確認できません。また令和8年度からは、多くの区分で教養試験やSPIに変わっています。受ける区分の科目に合わせて準備してください。

Q.北海道の職務経験者(事務系)の筆記は何ですか?

令和8年度からはSPIに変わると、道の特設ページで案内されています。面接も2回から1回になりました。

Q.札幌市などの試験も変わりますか?

北海道庁の制度変更は、道内市町村の試験とは別です。各市町村の受験案内を確認してください。

Q.A区分の4月・9月の試験は何ですか?

特設ページでは、A区分にSPIを使ったオンライン試験を導入し、4月・6月・9月の年3回受験できると案内されています。回ごとの科目は、各年度の総合案内で確かめてください。

Q.北海道でBESTを使う自治体はありますか?

この記事の確認日時点で、道内の市町村の公式ページでBESTの記載を確認できた例は、当サイトの一覧には入っていません。道内の市町村を受ける場合は、各市町村の受験案内で筆記試験の名前と内容を確かめてください。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む