KEY TAKEAWAYS
この記事でわかること
- BEST-A・BEST-Pは、全国のテストセンターでパソコンを使って受ける方式にも対応しています。どちらの方式になるかは自治体が決めます。
- テストセンター方式では、自治体が決めた受験期間の中から、自分で会場と日時を予約します。センターは自治体に、予約開始を受験期間の3週間程度前からにするよう勧めています。
- 当日は本人確認があり、遅刻すると受けられないことがあります。持ち物・メモ用紙の扱いは、予約時と自治体の案内に従います。
- 画面で解くときも、条件整理は紙に書くのが基本です。問題の行き来ができるかは当日の説明で確認します。
この記事の目次
テストセンター方式とは?
テストセンター方式は、全国各地にある試験会場(テストセンター)に行き、パソコンの画面に表示される問題に答える受け方です。CBT(Computer Based Testing)とも呼ばれます。日本人事試験研究センターの提供科目一覧では、職務能力試験(BEST-A)と職務適応性検査(BEST-P)のどちらもテストセンター方式に対応しています。
センターのQ&Aによると、テストセンターは全国に約200か所あり(時期によって変動)、年末年始とメンテナンス期間を除いていつでも利用できます。センターのサイトの「テストセンター会場一覧」は、会場を運営する日本通信紙株式会社の会場ページにつながっています。
自治体が一斉に会場を用意するマークシート方式と違い、受験者は決められた期間の中で都合のよい日時と会場を選べます。遠方の自治体を受ける人や、平日に休みを取りにくい社会人にとっては受けやすい方式です。
予約期間と受験期間はどう決まる?
テストセンター方式では、自治体が「予約期間」と「受験可能期間」を設けます。センターは自治体向けのQ&Aで、次のような設定を勧めています。受験者から見ると、案内が届いてから予約まで、あまり余裕がない場合があるということです。
| 項目 | センターが勧める目安(自治体向け) | 受験者が気をつけること |
|---|---|---|
| 予約の開始 | 受験可能期間の初日の3週間程度前から | 案内が届いたらすぐに空き状況を見る |
| 受験可能期間の長さ | 土日を最低2回含む9日間以上。テストセンターの少ない地方部では3週間程度 | 週末の枠は埋まりやすい。平日の休みも候補に入れる |
| 予約開始が遅い場合 | 希望の会場・日時で受けられない受験者が出る可能性がある | 近隣の会場や別の日も候補にしておく |
予約から受験までの手順は?
- 自治体の受験案内で、第1次試験がテストセンター方式かどうかと、受験期間を確認する。
- 自治体の募集に申し込む(郵送・電子申請などの方法は受験案内に従う)。
- 自治体や試験の運営側から届く案内(メールなど)で、予約の方法と期限を確認する。
- 受験期間の中から、会場と日時を選んで予約する。
- 予約内容(日時・会場・持ち物)を控え、確認のメールを保存する。
- 前日までに会場への行き方と所要時間を調べる。
実例:大館市ではどう予約する流れだった?
実例として、秋田県大館市の令和8年度の社会人経験者枠(行政・土木・建築士)では、第1次試験を職務基礎力試験「BEST」で行い、申し込み後、8月14日以降に送信されるメールに従って受験日と会場を予約する流れでした。試験期間は令和8年8月22日から9月13日までで、全国各地のテストセンターから会場を選べると案内されています。申込の締め切り日とメールの送信開始日が同じなので、締め切り間際に申し込んだ人は、申込とほぼ同時に予約の準備を始めることになります。
| 時期(大館市の例) | 受験者がすること |
|---|---|
| 7月15日〜8月14日 | 受験案内を読み、申込書を提出する(受付期間) |
| 8月14日以降 | 届いたメールを確認し、会場と日時を予約する |
| 8月22日〜9月13日 | 予約した日時にテストセンターで受験する(試験期間) |
| 10月24日 | 第2次試験 |
大館市の試験区分や日程の詳細は大館市のBEST実施情報にまとめています。
当日はどんな流れ?持ち物は?
- 予約した時刻より前に会場に着く。
- 受付で本人確認を受ける。
- 私物をロッカーなどに預け、指定された席に着く。
- 画面の説明に沿って受験を始める。BEST-AとBEST-Pを両方受ける場合の順番や休憩も、画面や係員の説明に従う。
- 終了後は退室して終わり。結果は自治体から通知される。
会場を運営する日本通信紙のCBT試験の一般的な案内では、顔写真付きの本人確認書類(原本)の持参が求められ、交通機関の障害などどんな理由でも遅刻は認めないとされています。ただし持ち物は試験によって違うとも書かれているので、BESTの受験では予約時と自治体の案内を優先してください。
計算用のメモ用紙や筆記用具は、会場で指示されたものを使う形が一般的です。電卓や自分のメモ用紙を使えるとは考えず、何が使えるかは当日の説明で確認しましょう。
画面で解くときのコツは?
- 条件は紙に書き出す:論理の条件整理は、画面を見ながら頭の中で解こうとすると時間がかかります。表や線を書くのは紙の試験と同じです。
- 画面とメモの往復を減らす:資料問題では、必要な数値だけを先にメモしてから計算します。
- 残り時間の表示を使う:画面に残り時間が出る場合は、30問目を終えた時点で30分以上残っているかを目安にします。
- 迷ったら仮の答えを選んで進む:問題を行き来できるか、後から見直せるかは試験の画面によって違います。操作が分からないうちは、空欄のまま進まないようにします。
- 長文はスクロールの位置を意識する:現代文や英文で、選択肢と本文を行き来するときに読んだ位置を見失わないようにします。
会場運営会社のサイトにはCBT試験の体験版が案内されています(試験によって仕様は異なります)。パソコンでの受験が初めての人は、画面でのクリック操作に慣れておくと安心です。ふだんからスマホやパソコンの画面で問題を解いておくのも効果があります。
つまずきやすい場面と確認すること
| つまずき | 確認すること |
|---|---|
| 案内のメールが届かない | 迷惑メールフォルダを確認し、届かなければ自治体の人事担当課に連絡する |
| 希望の週末が満席 | 近隣の会場、平日の朝・夕方の枠を探す |
| 当日、会場の場所が分からない | 前日までに地図と入口を確認し、余裕をもって出発する |
| 本人確認書類を忘れそう | 予約確認のメールに書かれた持ち物を前日に見直す |
| 画面だと問題が読みにくい | 練習をスマホやパソコンの画面でも行い、紙のメモと組み合わせる |
会場と日時はどう選ぶ?
- 自宅や職場から無理なく行ける会場を選ぶ。初めての場所なら、前日までに行き方を確認する。
- 仕事の後に受けるより、頭がすっきりしている午前や休日の枠を選ぶと集中しやすい。
- 受験期間の最終日近くは避け、体調不良などで受けられなかったときに備えて余裕を持たせる。
- 予約の締め切りや、変更・キャンセルの条件もあわせて確認しておく。
受験日までに、時間を計って解く練習を一度はしておきましょう。登録不要の無料お試し10問はスマホやパソコンの画面で解けるので、画面で解く感覚の確認にも使えます。マークシート方式との違いはマークシートとテストセンターの違い、時間の使い方は60問60分の時間配分にまとめています。
Q & A
よくある質問
Q.予約の変更はできますか?+
変更の可否や期限は、予約時の案内に書かれています。受験期間の終わり近くは枠が少なくなるので、早めに判断しましょう。
Q.体調不良で受けられなかったら?+
受験期間内に受けられなかった場合の扱いは自治体が決めます。まずは自治体の人事担当課に連絡してください。
Q.SPIのテストセンターと同じ会場ですか?+
会場の運営は試験の提供元によって違います。BESTの会場は、予約の案内で示される会場一覧から選んでください。
Q.テストセンターは自分の住んでいる県にもありますか?+
会場は全国にあり、センターのサイトの「テストセンター会場一覧」から都道府県別に確認できます。ただし地方では会場が少ない県もあるので、予約の前に最寄りの会場と空き状況を確かめてください。
Q.結果はいつ分かりますか?+
センターは受験可能期間が終わった後にまとめて採点し、自治体に結果を渡します。合否の通知時期は自治体の受験案内で確認してください。