KEY TAKEAWAYS
この記事でわかること
- 持ち物の基本は、受験票・本人確認書類・筆記用具です。細かい決まりは自治体の受験案内が最優先です。
- マークシートは、センターが実施団体向けにHBの鉛筆を使うよう示しています。ボールペンは読み取れません。
- 電卓の可否について公式の一般的な説明は見当たりません。受験案内で確かめたうえで、電卓なしで解く前提で準備するのが安全です。
- テストセンターの運営会社は、遅刻は理由を問わず認めないと案内しています。移動の余裕を多めにとります。
この記事の目次
まず受験案内のどこを見ればよい?
BESTは、日本人事試験研究センターが問題を提供し、自治体がそれぞれの採用試験の一部として実施する試験です。そのため、持ち物や時間、服装の決まりは自治体ごとに違います。当日の準備は、次の順番で受験案内を読むところから始めます。
- 受験方式:会場のマークシートか、テストセンターか。
- 日時と集合時刻:会場受験は集合時刻、テストセンターは予約した開始時刻と受付の締切。
- 持ち物:受験票の印刷や写真の貼付が必要か、本人確認書類の種類の指定があるか。
- 持ち込みの制限:電卓・時計・定規などの扱い。
- 同じ日のほかの試験:作文・面接・適性検査があるか。筆記具(黒ボールペンなど)の指定はないか。
受験案内がBESTかどうか分かりにくい場合は、受験案内でBESTかどうか見分ける方法を参考にしてください。
会場(マークシート)で受けるときの持ち物は?
自治体が用意した会場で、問題冊子とマークシートを使って受ける方式です。センターは実施団体向けのQ&Aで、BEST-Aなどの開始時刻を午前(9時から11時までの間)に設定するよう求めているので、会場受験の多くは午前に始まると考えられます。
| 持ち物 | 確認すること | 根拠・理由 |
|---|---|---|
| 受験票 | 印刷・写真の貼付が必要か | 自治体の受験案内 |
| 本人確認書類 | 求められる場合は写真付きのもの | 自治体の受験案内 |
| HBの鉛筆 | 2〜3本。シャープペンシルの可否は案内に従う | センターは実施団体にHBの鉛筆を使うよう示している |
| 消しゴム | よく消えるものを1〜2個 | 消し残しは読み取りの誤りにつながる |
| 腕時計 | 計算・通信機能のないもの。可否は案内に従う | 教室に時計がない場合がある |
| 上着・飲み物 | 室温の調整用。飲食の可否は会場の指示 | 長時間の試験になる日もある |
センターのQ&Aには、ボールペンや万年筆では読取機で読み取れないと書かれています。作文用に黒ボールペンを持っていく日でも、マークには必ず鉛筆を使ってください。
テストセンターで受けるときの持ち物は?
テストセンター方式では、決められた受験期間の中から自分で日時と会場を予約し、パソコンの画面で解答します。センターの説明では、テストセンターは全国に約200か所あります(時期によって変わります)。センターのサイトの会場一覧は、テストセンターを運営する日本通信紙のページにつながっています。
同社のよくある質問では、試験によって持ち物が違うとしたうえで、次のように案内しています。BESTの受験で必要なものは、自治体から届く予約の案内メールと受験案内で最終確認してください。
| 項目 | 運営会社の一般的な案内 |
|---|---|
| 本人確認書類 | 有効期限内の顔写真付きのもの(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど。原本に限る) |
| 写真付きの書類がない場合 | 同社の試験用身分証明書をダウンロードして記入し、受付で提示する |
| 遅刻 | 交通機関の障害など、いかなる理由でも認めない |
| 補聴器など | 持ち込むには事前の申請が必要 |
テストセンターでは、私物を試験室に持ち込まず、用意されたメモ用紙と筆記具を使う形が一般的です。メモのスペースが紙の問題冊子より限られることもあるので、計算や図を小さくまとめて書く練習をしておくと安心です。詳しい流れはテストセンター方式の記事で説明しています。
電卓や時計は使える?
BEST-Aで電卓を使えるかどうかについて、センターの一般的な説明は見当たりませんでした。持ち込みの可否は受験案内に従うことになります。公務員の筆記試験では電卓の持ち込みを認めない例が多いので、電卓なしで解く前提で練習しておくのが安全です。
資料分析の問題も、厳密な計算より概算や大小の比較で答えが決まる形に慣れておくと、電卓がなくても時間内に解けます。練習のしかたは資料解釈のコツでまとめています。
時計は、会場受験では案内で認められていれば計算・通信機能のない腕時計を持っていきます。スマートウォッチは通信機能があるため、使えないと考えておきましょう。テストセンターでは、画面に残り時間が表示される形式が一般的です。
遅刻しそう・体調が悪いときはどうする?
| 状況 | 会場受験 | テストセンター |
|---|---|---|
| 遅れそう | 受験案内の連絡先にすぐ電話する。入室できるかは自治体による | 運営会社は遅刻を認めないと案内。予約時刻から逆算して早めに着く |
| 体調が悪い | 受験案内の連絡先に相談する。別日の受験は認められないことが多い | 変更できる期間内なら、マイページなどから日時を変更できる場合がある |
| 準備の工夫 | 前日に会場までの経路と所要時間を確かめる | 受験期間の前半に予約し、後半に予備日を残す |
テストセンターの運営会社は、変更・キャンセルができる期間を過ぎると欠席扱いになると案内しています。受験期間が短い自治体もあるので、予約はできるだけ早めに入れてください。
前日と当日の朝に確かめることは?
- 受験票(または予約完了メール)と本人確認書類を、同じ封筒やケースにまとめたか。
- 本人確認書類の有効期限が切れていないか。
- マークシートならHBの鉛筆と消しゴム、テストセンターなら持ち込めないものを家に置いてきたか。
- 会場までの経路と、遅れた場合の代わりの経路を調べたか。
- 同じ日に作文や面接がある場合、服装と筆記具の指定を確かめたか。
- 解く順番と「飛ばす基準」(1問2分で印をつけて次へ)を1行でメモしたか。
当日の朝は新しい問題に手を出すより、間違えやすかった単元のまとめを見直すほうが落ち着いて臨めます。直前に形式だけ確かめたい場合は、無料お試し10問(登録不要)で10分ほどで一通り解けます。
試験中の60分はどう使う?
持ち物がそろっても、60分の使い方を決めていないと当日に迷います。次は当サイトが練習でおすすめしている目安で、公式の配分ではありません。自分の模試の記録に合わせて調整してください。
| 経過時間の目安 | ここまでに終えたい範囲 | 遅れていたら |
|---|---|---|
| 約15分 | 1〜18問目(論理・資料・文章の前半) | 論理の残りは印をつけて社会情勢へ進む |
| 約28分 | 30問目(1回目の社会情勢まで) | 迷った問題は選んで印をつけ、戻らない |
| 約43分 | 48問目(2回目の文章まで) | 英文は選択肢を先に読み、1分半で見切る |
| 約55分 | 60問目 | 空欄をなくすことを優先する |
| 残り約5分 | 見直し | 空欄→マークのずれ→印をつけた問題の順 |
1分で差がつくコツ:マークシートでは、10問ごとに「問題番号とマークの行が合っているか」を指でなぞって確かめます。1問飛ばしたときのずれは、後で気づくと直すのに数分かかりますが、10問ごとなら数秒で済みます。配分の考え方は60問60分の時間配分で詳しく説明しています。
試験が終わったら何をする?
- 解けなかった分野をメモする:記憶が新しいうちに、時間が足りなかった分野や知らなかった用語を書き出します。併願先を受けるときに役立ちます。
- 次の選考の準備:一次試験の結果を待つ間に、面接カードや論文の準備を進めます。合格発表から二次試験までが短い自治体もあります。
- 併願先の日程確認:テストセンター方式の自治体は、予約と受験期間の締切を確かめます。
試験問題の内容を人に話したり、インターネットに書き込んだりするのは控えましょう。センターは、試験問題を複写・転写・公表できないものとして扱っています。
Q & A
よくある質問
Q.電卓は使えますか?+
公式の一般的な説明は見当たらないため、受験案内に従ってください。持ち込めない前提で、概算と大小比較で解く練習をしておくのが安全です。
Q.シャープペンシルでマークしてもよいですか?+
センターは実施団体向けにHBの鉛筆を使うよう示しています。シャープペンシルが認められるかは受験案内や試験監督の指示に従ってください。迷ったらHBの鉛筆を用意しておけば確実です。
Q.テストセンターでメモは取れますか?+
一般に、会場で用意されたメモ用紙と筆記具を使います。私物の筆記用具は持ち込めないことが多いので、予約時の案内を確認してください。
Q.服装の決まりはありますか?+
筆記試験だけの日は服装の指定がないことが多いですが、同じ日に面接がある場合は受験案内の指示に従ってください。面接の服装も参考になります。
Q.本人確認書類を忘れたらどうなりますか?+
テストセンターでは受験できないおそれがあります。前日に受験票や予約メールと一緒にまとめておきましょう。