KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 平均1問1分でも、分野で配分を変えるのが基本です。目安は社会30秒・文章50秒・論理と資料90秒で、合計54分・見直し6分になります。
  • 番号順に解くなら、No.30を27分前後(遅くとも30分) で通過できているかが最初の確認点です。
  • 30秒読んで方針が立たない問題は、仮の答えを塗って印を付け、先へ進みます。
  • BEST-Aで誤答を減点するという説明は公式には見当たりません。最後は未解答を残さないことを優先します。
この記事の目次
  1. 011問1分をそのまま守ると、なぜ足りなくなる?
  2. 02分野ごとの目標時間は?
  3. 03何番を何分で通過すればよい?
  4. 04飛ばす問題はどう見分ける?
  5. 0590秒で解く流れを独自の例題で確認
  6. 06マーク(画面)の塗り忘れはどう防ぐ?
  7. 07最後の5分はどう使う?
  8. 08時間配分はどう練習する?
  9. 09よくある質問
  10. 10出典・参考
図で理解する60分を、分野と見直しに割り振る
社会情勢12分
文章理解15分
論理的思考18分
資料分析9分
見直し・予備6分

12 + 15 + 18 + 9 + 6 = 60分。得意・不得意に合わせて調整。

本文の表にある当サイトの練習用目安。解答順を示すものではなく、公式の指定でもありません。

1問1分をそのまま守ると、なぜ足りなくなる?

BEST-Aは60題を1時間で解く試験です。単純に割れば1問1分ですが、実際には分野によってかかる時間が大きく違います。社会情勢は知っていれば数十秒で答えられる一方、論理の条件整理や資料の計算は1分では終わらないこともあります。

「どの問題にも1分」と考えていると、速く解ける問題で余った時間を意識せず、考える問題で1分を超えたときに焦ります。先に分野ごとの目標を決め、社会情勢で作った時間を論理・資料に回す、という設計にしておくと落ち着いて解けます。

分野ごとの目標時間は?

問題数は予想問題集などで紹介される構成(論理12・資料6・文章18・社会24)にもとづく当サイトの目安。公式の配分ではありません
分野60問中1問の目標合計の目安考え方
社会情勢2430秒12分知識で答える。迷ったら2択まで絞って決める
文章理解1850秒15分国語・英単語は即答、現代文・英文は本文を読む時間を見込む
論理的思考1290秒18分条件を図や表に書く時間を含める
資料分析690秒9分単位を確認し、概算で選択肢を絞る
見直し・予備――6分飛ばした問題と塗り漏れの確認

自分の得意不得意で数字は動かして構いません。たとえば社会情勢の知識に自信があれば1問20秒にして、その分を論理に回します。大事なのは、合計が60分に収まる計画を試験前に持っていることです。

何番を何分で通過すればよい?

予想問題集などで紹介される並び(論理6→資料3→文章9→社会12の30問を2回)で番号順に解く場合、上の目標時間から計算した通過時刻は次のとおりです。時計を見るのはこの確認点だけにすると、時間を気にしすぎずに済みます。

当サイトの計算例。並び順は公式に公表されたものではありません
確認点ここまでの内容経過時間の目安
No.6前半の論理が終わる9分
No.9前半の資料が終わる13分30秒
No.18前半の文章が終わる21分
No.30前半の社会が終わる27分(遅くとも30分)
No.39後半の資料が終わる40分30秒
No.48後半の文章が終わる48分
No.60全問終わる54分(残り6分で見直し)

No.30で30分を超えていたら、後半の論理・資料で「90秒を超えたら仮の答えで先へ」を徹底します。逆に25分より早ければ、後半の論理に少し時間をかけられます。並び順の詳しい説明は出題順と分野別の問題数にあります。

飛ばす問題はどう見分ける?

時間切れの原因の多くは、1つの問題に粘ることです。次の手順を「30秒ルール」として決めておきます。

  1. 問題文と設問(何を選ぶのか)を読み、30秒以内に解き方の方針が立つかを判断する。
  2. 方針が立たない、または場合分けが3通り以上になりそうなら、選択肢から消せるものだけ消す。
  3. 残った選択肢から仮の答えを塗り、問題番号に印を付けて次へ進む。
  4. 全問を終えてから、印の付いた問題に戻る。
当サイトの判断例
問題の状態判断理由
論理で、条件を表にしても2つ以上の配置が残る選択肢を全配置に当てて消せるものを消し、残りで仮決め確実にいえるものは全配置で成り立つ肢。1つずつ試すと時間がかかる
資料で、正確な割り算が3回以上必要上2桁の概算で差がはっきりする肢から判定選択肢の差が大きければ概算で足りる
社会で、用語を聞いたことがない知っている他の肢の正誤から消去法、だめなら即決考えても思い出せない知識に時間を使わない
現代文で、2択から決めきれない本文に書かれている範囲を超える方(言い過ぎ)を捨てる内容一致は「本文から言えるか」で決まる

90秒で解く流れを独自の例題で確認

論理の問題を90秒に収めるには、条件を読む順番が大切です。当サイトが作った例題で、時間の使い方を確認します。

【例題】A〜Eの5人が前から1列に並んでいる。次のことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。・AはBより前にいる。・CはAのすぐ後ろにいる。・Eは前から3番目にいる。 1.Bは前から4番目にいる。 2.DはBより前にいる。 3.Cは前から2番目にいる。 4.EはDより後ろにいる。

正解は3。Cはどちらの並びでも2番目
時間操作結果
0〜20秒位置が1つに決まる条件(Eは3番目)を先に書く□□E□□
20〜45秒「AとCが隣り合う(A→C)」の置き場所を探す。1・2番目か4・5番目4・5番目だとBがAより後ろに置けないので、A=1、C=2
45〜60秒残りのB・Dを4・5番目に置くA C E B D と A C E D B の2通り
60〜80秒選択肢を2通りの両方に当てる両方で成り立つのは3だけ

1はA C E B Dでは正しいがA C E D Bでは誤りなので「確実」とはいえません。2はその逆で、A C E D Bの場合だけ成り立ちます。4は、Eが3番目でDは4番目か5番目なので、どちらの並びでも誤りです。「確実にいえる」は全部の並びで成り立つもの、と決めておけば、1と2のように片方だけで成り立つ肢に迷いません。

時短のコツは、位置が1つに決まる条件を最初に書き、次に「すぐ後ろ」のようなまとまりを置くことです。「AはBより前」のようなゆるい条件は最後に使います。同じ型の練習は順序関係の問題の解き方で続けられます。

マーク(画面)の塗り忘れはどう防ぐ?

  • マークシート方式:飛ばした問題は、問題冊子の番号に大きく印を付ける。解答用紙の該当欄も、仮の答えを薄くではなく普通に塗っておく。
  • 5問ごとに番号をそろえる:問題番号と解答欄の番号が一致しているか、5問ごとに目で確かめる。飛ばした後の欄ずれが最も多いミスです。
  • テストセンター方式:問題の行き来や見直し用の印の機能があるかは、当日の画面の説明で確認する。操作に慣れていない場合は、飛ばさず仮の答えを選んでから進む。
  • 未解答を残さない:センターのQ&Aで誤答や飛ばした問題を減点すると説明されているのは事務適性検査などで、BEST-Aはそこに含まれていません。最後の1分で空欄を埋めます。

最後の5分はどう使う?

  1. 残り5分になったら新しい問題を解き始めるのをやめ、未解答の欄がないかを確認する(1分)。
  2. 印を付けた問題のうち、社会情勢など短時間で見直せるものから戻る(2分)。
  3. 論理・資料の印付き問題は、選択肢を1つ消せるものだけに絞って見直す(2分)。

見直しで答えを変えるのは、はっきりした根拠(読み落とし、計算間違い)を見つけたときだけにします。迷いだけで変えると、正解を不正解に変えてしまうことがあります。

時間配分はどう練習する?

時間配分は読んで覚えるより、時計を置いて解いて調整するものです。最初は10問程度で「分野ごとに何秒かかったか」を測り、次に30問、最後に60問通しで確認点どおりに進めるかを試します。手始めには、登録不要で4分野を解ける無料お試し10問が使えます。

つまずき確認する操作練習の入口
論理で毎回2分を超える条件を読んだらすぐ表・線を書く。頭の中だけで追わない対応表の作り方
資料で割り算に時間がかかる選択肢の差を見てから、必要な桁だけ概算する資料解釈の概算のコツ
現代文で本文を2回読んでしまう先に設問と選択肢を見て、本文で確かめる点を決める内容一致問題のコツ
社会で迷って1分使う迷った問題の論点をメモし、後で覚え直す社会情勢の範囲の目安
後半に集中力が落ちる通しで60問解く練習を週1回入れる模試の使い方

Q & A

よくある質問

Q.問題は番号順に解かないといけませんか?

センターのQ&Aでは、マークシート方式について必ずしも番号順に解答する必要はないと説明されています。テストセンター方式の画面操作は当日の案内で確認してください。

Q.わからない問題は空欄にしたほうがよいですか?

BEST-Aについて誤答を減点するという公式の説明は見当たりません。仮の答えを選んで空欄を残さないほうがよいと考えられます。

Q.時計は持ち込めますか?

会場のルールは自治体や会場の案内に従います。持ち込めない場合に備え、会場の時計や画面の残り時間で確認点を見る練習もしておきましょう。

Q.BEST-Pにも時間配分はありますか?

BEST-Pは150項目・20分なので1項目あたり平均8秒です。考えすぎず全項目に答えることが大切です(BEST-Pの答え方)。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む