KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 高齢化率は総人口に占める65歳以上の割合。全国は29.3%(2024年10月1日現在)、統計局の推計では2026年9月15日現在29.6%で過去最高。
  • 都道府県別で最も高いのは秋田県(39.5%)、最も低いのは東京都(22.7%)(2024年10月1日現在)。
  • 2050年の推計では全ての都道府県で上昇し、秋田県は49.9%、最も低い東京都でも29.6%になる見込み(社人研の推計)。
  • この記事の都道府県別の数字は令和7年版高齢社会白書による。令和8年版(2026年6月)も公表されているので、新しい年の数字は内閣府の白書で確認する。
この記事の目次
  1. 01高齢化率が高い県は?
  2. 02高齢化率が低い県は?
  3. 03高齢化率とは?全国の値と基準日
  4. 04資料で読むときの注意点は?割合と人数
  5. 05将来はどうなる?2050年の推計
  6. 06高齢化率が高い地域の自治体はどんな課題を抱える?
  7. 07高齢化率の問題を解く手順
  8. 08練習問題1:ランキングの記述で正しいのは?
  9. 09練習問題2:ポイント差の計算は?
  10. 10つまずいたときは何を確認する?
  11. 11よくある質問
  12. 12出典・参考

高齢化率が高い県は?

2024年10月1日現在の都道府県別の高齢化率のうち、高い県は次のとおりです(令和7年版高齢社会白書。2026年9月27日確認)。

高齢化率の高い県(2024年10月1日現在、令和7年版高齢社会白書より)
順位都道府県高齢化率
1秋田県39.5%
2高知県36.6%
3青森県・徳島県(同率)35.7%
5山形県35.6%
6山口県35.5%

高い県には、若い世代が進学や就職で県外に出ていく地方の県が並びます。東北(秋田・青森・山形)と四国(高知・徳島)、中国(山口)という地方のまとまりで見ると覚えやすくなります。3位は青森県と徳島県が同率のため、次は5位になります。

高齢化率が低い県は?

高齢化率の低い県(2024年10月1日現在、令和7年版高齢社会白書より)
低い順都道府県高齢化率
1東京都22.7%
2沖縄県24.2%
3愛知県25.8%
4神奈川県26.0%
5滋賀県27.3%

低い県は、東京都・神奈川県・愛知県のように仕事が集まる大都市圏と、沖縄県です。試験で押さえたいのは最も高い秋田県と、最も低い東京都です。2位以下は年によって入れ替わることがあるので、深追いしなくても大丈夫です。

秋田県と東京都の差は16.8ポイントあり、同じ日本でも地域によって高齢化の進み方が大きく違うことが分かります。大阪府(27.6%)や埼玉県(27.5%)も全国平均より低いほうに入ります。

高齢化率とは?全国の値と基準日

高齢化率は、総人口に占める65歳以上の人の割合です。75歳以上の割合は「後期高齢者の割合」として別に示されることがあり、混同しないよう注意が必要です。

都道府県別の高齢化率は、総務省統計局の人口推計(毎年10月1日現在)で公表され、内閣府の高齢社会白書にも一覧表が載ります。5年に1度の国勢調査の年(直近は2025年)は、国勢調査の結果がもとになります。

全国の高齢化率(基準日つき)
基準日高齢化率出典
2024年10月1日29.3%総務省統計局「人口推計」(令和7年版高齢社会白書)
2026年9月15日29.6%(過去最高)総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」

資料で読むときの注意点は?割合と人数

白書の都道府県別の表には、総人口・65歳以上人口・75歳以上人口と、それぞれの割合が並んでいます。たとえば秋田県(2024年10月1日現在)は、総人口89.7万人、65歳以上人口35.4万人、75歳以上人口19.8万人で、75歳以上の割合は22.0%です。

取り違えやすい読み方
誤りやすい読み方正しい読み方
高齢化率が高い県は、高齢者の人数も多い人数は人口の多い東京都や大阪府などが多い。割合と人数は別
秋田39.5%と東京22.7%の差は16.8%割合どうしの差は「16.8ポイント」と表す
75歳以上の割合=高齢化率高齢化率は65歳以上。75歳以上は別の指標
最も低いのは沖縄県最も低いのは東京都。沖縄県は2番目に低い

割合の差を「%」で言うか「ポイント」で言うかは、資料分析でも問われる基本です。構成比の読み方もあわせて確認しておきましょう。

将来はどうなる?2050年の推計

国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」をもとにした白書の見通しでは、高齢化率は全ての都道府県で上昇します。

2050年の高齢化率の見通し(令和7年版高齢社会白書より)
区分都道府県2024年2050年
最も高い秋田県39.5%49.9%
2番目青森県35.7%48.4%
最も低い東京都22.7%29.6%

2050年には、秋田県ではほぼ2人に1人が65歳以上になる見込みです。最も低い東京都でも、2024年の全国(29.3%)と同じくらいの水準になります。全国の見通しは少子高齢化のデータで整理しています。

高齢化率が高い地域の自治体はどんな課題を抱える?

高齢化率が高い地域では、次のような課題が重なります。経験者採用の面接や論文では、受験する自治体の高齢化率を一度確認し、自分の経験と結びつけて話せるようにしておくと説得力が増します。

  • 介護・医療の需要の増加と、それを支える人材の不足
  • 一人暮らしの高齢者の見守りや、買い物・通院の移動手段の確保
  • 税収の減少と、社会保障にかかる支出の増加
  • 空き家の増加と、公共施設・インフラの維持管理

高齢化率の問題を解く手順

  1. 基準日を確認する(10月1日現在か、9月15日現在か、何年か)
  2. 割合か人数かを確認する(高齢化率は割合)
  3. 年齢の区切りを確認する(65歳以上か75歳以上か)
  4. 最高・最低は「秋田・東京」を基準に、選択肢の県名を照らし合わせる
  5. 差を問われたら、割合どうしの差は「ポイント」で計算する

練習問題1:ランキングの記述で正しいのは?

2024年10月1日現在の都道府県別の高齢化率に関する記述として最も妥当なものはどれか。

1. 最も高いのは高知県である。 2. 最も低いのは沖縄県である。 3. 最も高いのは秋田県で、40%を超えている。 4. 最も低いのは東京都で、20%台前半である。

正解は4。

選択肢ごとの判定
選択肢判定理由
1誤り高知県は2位(36.6%)。最も高いのは秋田県
2誤り沖縄県は2番目に低い(24.2%)。最も低いのは東京都
3誤り秋田県は39.5%で、40%には届いていない
4正しい東京都は22.7%

練習問題2:ポイント差の計算は?

令和7年版高齢社会白書によると、秋田県の高齢化率は2024年の39.5%から2050年に49.9%、東京都は22.7%から29.6%になる見込みである。この見通しに関する記述として最も妥当なものはどれか。

1. 上昇幅は東京都のほうが大きい。 2. 秋田県の上昇幅は10.4ポイントである。 3. 2050年の秋田県と東京都の差は、2024年より小さくなる。 4. 東京都の高齢化率は、2050年に2024年の約1.5倍になる。

正解は2。

選択肢ごとの判定
選択肢判定理由
1誤り東京都は29.6−22.7=6.9ポイントで、秋田県の10.4ポイントより小さい
2正しい49.9−39.5=10.4ポイント
3誤り差は2024年16.8ポイント、2050年20.3ポイントで、大きくなる
4誤り29.6÷22.7≒1.30倍で、1.5倍には届かない

時短のコツ:「〇倍」の選択肢は、基準の値に倍率を掛けて比べると速く判断できます。22.7×1.5≒34で、29.6はそれより小さいので、4は計算を最後までしなくても誤りと分かります。

つまずいたときは何を確認する?

つまずき → 確認する操作
つまずき確認する操作
最高・最低の県を入れ替える「高い=秋田、低い=東京」を1行で書いてから選択肢を読む
差を%で答えてしまう割合どうしの差には「ポイント」と単位を書く
基準日が違う数字を比べる表の見出しの基準日に印をつける

自治体の課題としては、介護・医療の需要の増加、見守りや移動手段の確保、集落の維持などがあります(限界集落などの地域用語も参照)。ほかのランキングは都道府県ランキングまとめで確認できます。数字を確認したら、無料お試し10問(登録不要)で本番の形式を試してみてください。

Q & A

よくある質問

Q.高齢化率が一番高い都道府県はどこですか?

秋田県です。2024年10月1日現在で39.5%です。

Q.高齢化率が一番低い都道府県はどこですか?

東京都です。2024年10月1日現在で22.7%です。

Q.全国の高齢化率は何%ですか?

2024年10月1日現在で29.3%、総務省統計局の推計では2026年9月15日現在で29.6%です。

Q.7位以下はどの県ですか?

2024年10月1日現在では、山口県(35.5%)に岩手県(35.4%)、島根県(35.2%)が続きます。差が0.1〜0.3ポイントと小さいので、年によって順位が入れ替わりやすい部分です。

Q.最新の都道府県別の数字はどこで確認できますか?

内閣府の高齢社会白書(2026年6月に令和8年版が公表)と、総務省統計局の人口推計・国勢調査の結果で確認できます。

出典・参考

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