KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • サブスクリプションは、一定期間の利用に定額の料金を払う方式。「所有」より「利用」にお金を払う。
  • フリーミアムは、基本は無料で使えて、高機能や追加分を有料にする方式(フリー+プレミアム)。アフィリエイトは成果報酬型の広告。
  • クラウドファンディングは、インターネットで多くの人から少しずつ資金を集める方式。購入型・寄付型・投資型などがある。
  • 自治体も、ふるさと納税の仕組みを使い、使いみちと目標額を示して寄附を募る「クラウドファンディング型」の取り組みを行っている。
この記事の目次
  1. 01ビジネスモデル用語を一覧で確認するには?
  2. 02用語は「誰が何にお金を払うか」でどう見分ける?
  3. 03サブスクとフリーミアムの注意点は?
  4. 04クラウドファンディングの種類とふるさと納税型の違いは?
  5. 05練習問題1:用語の説明で正しいのは?
  6. 06練習問題2:ふるさと納税とクラファンの正誤は?
  7. 07つまずいたときは何を確認する?
  8. 08よくある質問
  9. 09出典・参考

ビジネスモデル用語を一覧で確認するには?

情報や経済の用語は、社会情勢の問題の中で問われることがあります。カタカナ語は意味を入れ替えた選択肢が作りやすいので、だれが・何に・どうお金を払うかに注目して覚えましょう。

ネットのビジネスモデル用語
用語意味例
サブスクリプション一定期間、定額料金で商品やサービスを利用できる動画・音楽の配信、ソフトウェアの月額利用
フリーミアム基本機能は無料、高機能や追加分を有料にする無料版と有料版があるアプリ
アフィリエイトサイトなどで商品を紹介し、そこから売れた分に応じて紹介者に報酬が支払われるブログの紹介リンク
クラウドファンディングインターネットで多数の人から少額ずつ資金を集める新商品の開発資金、地域の事業
シェアリングエコノミー個人などが持つモノ・場所・スキルを、ネットを通じて貸し借りするカーシェア、空き部屋の貸し出し
プラットフォーム売り手と買い手など、複数の利用者をつなぐ場を提供する事業ネット通販のモール、アプリストア
D2Cメーカーが仲介業者を通さず、自社サイトなどで消費者に直接売る自社のネット通販サイト
ロングテール1つ1つは少ししか売れない商品でも、種類を多くそろえると全体で大きな売上になるネット書店の品ぞろえ

用語は「誰が何にお金を払うか」でどう見分ける?

ビジネスモデルの用語は、お金の流れを1行で書くと区別しやすくなります。次の手順で選択肢を確かめましょう。

  1. お金を払うのは誰かを決める(利用者、広告主、支援者、借り手など)
  2. 何に払うのかを決める(期間の利用権、追加機能、成果、見返り、モノの一時利用)
  3. 払い方を確認する(定額か、1回ごとか、成果が出たときだけか)
  4. 選択肢の説明と、上の3点が一致するかを照らし合わせる
お金の流れで比べる
用語払う人何に払うか払い方
サブスクリプション利用者一定期間の利用権定額
フリーミアム一部の利用者高機能・追加分有料版を選んだ人だけ
アフィリエイト広告主紹介による成果購入などの成果が出たときだけ
クラウドファンディング多数の支援者事業への支援(見返りは型による)少額ずつ
シェアリングエコノミー借りる人モノ・場所・スキルの一時利用使った分

サブスクとフリーミアムの注意点は?

サブスクリプション(サブスク)は、雑誌の定期購読がもとの意味で、現在は「一定期間の利用権に定額で払う」方式全般を指します。利用者は一度に大きなお金を払わずに済み、事業者は毎月の売上を見通しやすくなります。

一方で、解約を忘れて使っていないサービスに払い続ける、「初回無料」のつもりが自動で有料の定期購入に切り替わる、といった消費者トラブルもあります。2022年6月1日に施行された改正特定商取引法では、通信販売の申込みの最終確認画面で、定期購入の各回の代金や支払総額、契約期間などを表示することが求められるようになりました。

フリーミアムは「フリー(無料)」と「プレミアム(割増)」を合わせた造語です。多くの人に無料で使ってもらい、その一部が有料版に移ることで利益を出します。アフィリエイトは成果報酬型の広告で、紹介しただけでは報酬が出ません。広告であることを隠した宣伝(いわゆるステルスマーケティング)は、2023年10月から景品表示法の不当表示として規制の対象になっています。

クラウドファンディングの種類とふるさと納税型の違いは?

クラウドファンディングは「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を合わせた言葉です。支援者へのお返しの形で、主に次の3つに分けられます。

クラウドファンディングの主な種類
種類支援者が受け取るもの例
購入型商品やサービス(リターン)完成した新製品を受け取る
寄付型原則として見返りなし(お礼の手紙など)災害支援、社会活動
投資型(融資型・株式型など)利息や配当などの金銭的な見返り事業への出資
ふるさと納税型(自治体)税の控除(返礼品がある場合も)文化財の修復や子ども支援など、使いみちを示した寄附

ふるさと納税は、名前に「納税」とありますが、制度上は都道府県・市区町村への寄附です。自治体の中には、使いみちと目標額をはっきり示して、ふるさと納税で寄附を募る取り組みを行うところがあります。寄附者は税の控除を受けながら応援したい事業を選べ、地域と継続的に関わる関係人口づくりにもつながると期待されています(地域・都市の用語も参照)。

シェアリングエコノミーでは、安全性の確保やトラブル時の責任、既存の業界との関係が課題になります。民泊については、住宅宿泊事業法(2018年6月施行)でルールが定められています。

練習問題1:用語の説明で正しいのは?

ビジネスモデルに関する用語の説明として最も妥当なものはどれか。

1. フリーミアムとは、商品を紹介した人が、その紹介から売れた分に応じて報酬を得る仕組みをいう。 2. サブスクリプションとは、商品を一括で購入して所有する方式をいう。 3. シェアリングエコノミーとは、使っていないモノや場所をネットで貸し借りする経済の形をいう。 4. クラウドファンディングとは、銀行が企業に大口の融資を行う仕組みをいう。

正解は3。

選択肢ごとの判定
選択肢判定理由
1誤りアフィリエイトの説明。フリーミアムは基本無料・一部有料の方式
2誤りサブスクは所有ではなく、一定期間の利用に定額で払う方式
3正しいシェアリングエコノミーの説明どおり
4誤り多数の人から少額ずつ資金を集める仕組み

練習問題2:ふるさと納税とクラファンの正誤は?

次の記述ア・イの正誤の組合せとして正しいものはどれか。

ア ふるさと納税は、制度上は自治体への寄附であり、使いみちを示して寄附を募る自治体もある。

イ 購入型のクラウドファンディングでは、支援者は原則として見返りを受け取らない。

1. ア正・イ正 2. ア正・イ誤 3. ア誤・イ正 4. ア誤・イ誤

正解は2。

選択肢ごとの判定
選択肢判定理由
1 ア正・イ正誤りイは寄付型の説明。購入型では商品などのリターンを受け取る
2 ア正・イ誤正しいアは制度のとおり。イは型を取り違えている
3 ア誤・イ正誤りアとイの正誤が逆
4 ア誤・イ誤誤りアを誤りとする根拠がない

時短のコツ:カタカナ用語の選択肢は、説明文の中の「払う人」だけに下線を引きます。広告主が払うならアフィリエイト、支援者ならクラウドファンディング、と主語だけで多くの選択肢を外せます。

つまずいたときは何を確認する?

つまずき → 確認する操作
つまずき確認する操作
フリーミアムとアフィリエイトが混ざるお金を払う人が「利用者」か「広告主」かを書き出す
クラファンの型を取り違える支援者が受け取るもの(商品・なし・配当)を表で確認する
サブスクとレンタルを混同する「期間で定額」か「1回ごとに支払い」かで分ける

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Q & A

よくある質問

Q.サブスクとレンタルの違いは何ですか?

レンタルは1回ごとに借りて払うのが基本、サブスクは期間を決めて定額で使い放題(または一定量)にする点が違います。

Q.ふるさと納税は税金ですか?

制度上は自治体への寄附です。寄附額のうち2,000円を超える部分が、一定の上限まで所得税・住民税から控除されます。

Q.フリーミアムと無料お試し(フリートライアル)は同じですか?

違います。フリーミアムは基本機能をずっと無料で使える方式、フリートライアルは期間を区切って有料サービスを無料で試せる方式です。トライアル期間が終わると自動で有料契約に移る場合もあるので、申し込む前に条件を確認しましょう。

Q.プラットフォームとD2Cはどう違いますか?

プラットフォームは売り手と買い手をつなぐ場を提供する事業、D2Cはメーカー自身が仲介を通さずに消費者へ直接売る方式です。場を貸すか、自分で売るかが違います。

Q.クラウドファンディングの種類は覚える必要がありますか?

購入型・寄付型・投資型の3つと、それぞれの見返りの違いを押さえておけば十分です。

Q.ステルスマーケティングは規制されていますか?

2023年10月から、広告であることを隠した表示は景品表示法の不当表示として規制されています。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む