KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • bps(bits per second)は1秒間に送れるビット数を表す通信速度の単位。1Mbps=1,000kbps、1Gbps=1,000Mbps。
  • ファイルの大きさはバイト(B)、通信速度はビット(b)で表すことが多く、1バイト=8ビット。計算問題では最初に単位をそろえる。
  • ダウンロード時間は データ量(ビット)÷ 通信速度(bps) で求める。
  • 4Kは3840×2160(約829万画素)、8Kは7680×4320(約3318万画素)。縦横がそれぞれ2倍になるので、4Kはフルハイビジョンの4倍、8Kは16倍(4Kの4倍)。
  • 4択の誤答は「8倍し忘れ」「縦横2倍を面積2倍と考える」の2つが典型。
この記事の目次
  1. 01bpsとは?ビットとバイトの違いから確認する
  2. 02k・M・Gの桁は、いくつずつ大きくなるのか
  3. 03ダウンロード時間は、どの順番で計算すればよいか
  4. 044K・8Kの画素数は、フルハイビジョンの何倍か
  5. 05例題1:ダウンロードにかかる時間を求める(オリジナル4択)
  6. 06例題2:解像度の記述の正誤を判定する
  7. 07間違えたときは、どの操作を見直せばよいか
  8. 08よくある質問
  9. 09出典・参考

bpsとは?ビットとバイトの違いから確認する

bpsは「bits per second」の略で、1秒間に何ビットのデータを送れるかを表す通信速度の単位です。光回線の「最大1Gbps」、スマートフォンの「下り○Mbps」といった表記で目にします。数字が大きいほど、同じ時間に多くのデータを送れます。

ビット(bit)は0か1かを表すデータの最小単位です。一方、ファイルの大きさや記憶容量は一般にバイト(Byte)で表し、1バイト=8ビットです。記号は、ビットを小文字のb、バイトを大文字のBで書き分けるのが一般的です(MbpsとMBなど)。計算問題のほとんどは、この2つの単位の違いを見落とさないかを確かめる作りになっています。

単位の見分け方
表記何を表すかよく出てくる場面
b(ビット)データの最小単位通信速度(bps、Mbps、Gbps)
B(バイト)8ビットファイルの大きさ、記憶容量(MB、GB、TB)
bps1秒間に送れるビット数回線の速度

k・M・Gの桁は、いくつずつ大きくなるのか

接頭語と桁(通信速度では1,000倍ずつが基本)
記号読み倍率例
kキロ1,000(10の3乗)1kbps=1,000bps
Mメガ1,000,000(10の6乗)1Mbps=1,000kbps
Gギガ1,000,000,000(10の9乗)1Gbps=1,000Mbps
Tテラ1,000,000,000,000(10の12乗)1TB=1,000GB

記憶容量の分野では1,024倍(2の10乗)で数える流儀もあり、区別するときはKiB・MiBのような記号を使います。試験の計算問題では、問題文に「1GB=1,000MBとする」などの条件があればそれに従い、条件がなければ選択肢の数値が1,000倍で計算した値かどうかを確かめてください。

ダウンロード時間は、どの順番で計算すればよいか

通信の計算は、速さ・時間・道のりの計算と同じ形です。時間=データ量÷速度、データ量=速度×時間 のどちらかを使います。迷うのは式ではなく単位なので、次の手順を毎回同じ順で行ってください。

  1. 問題文の単位に印を付ける(MB・Mbps・GB・秒・分など)。
  2. バイトとビットが混ざっていたら、先にバイトを8倍してビットにそろえる。
  3. k・M・Gの桁をそろえる(例:1GB=1,000MBとして計算)。
  4. 時間を求めるなら「データ量÷速度」、データ量を求めるなら「速度×時間」で計算する。
  5. 答えの単位(秒か分か)を確認して、選択肢と見比べる。

4K・8Kの画素数は、フルハイビジョンの何倍か

テレビや動画の4K・8Kは解像度(画面の細かさ)を表します。総務省の4K・8K放送の解説では、4Kは約829万画素、8Kは約3318万画素で、ハイビジョンと比べて4Kは4倍、8Kは16倍の画素数とされています。

解像度と画素数(総務省の解説をもとに整理。2026年9月27日確認)
呼び方横×縦の画素数総画素数フルハイビジョンとの比
フルハイビジョン(2K)1920×1080約207万画素1倍
4K3840×2160約829万画素4倍(縦横2倍ずつ)
8K7680×4320約3318万画素16倍(4Kの縦横2倍ずつ)

横も縦も2倍になると、画素数は2×2=4倍になります。4Kはフルハイビジョンの縦横2倍、8Kは4Kの縦横2倍なので、8Kはフルハイビジョンの4×4=16倍です。「8Kは4Kの2倍」とする選択肢は、横の数字だけを比べた誤りです。

BS・110度CSの4K・8K衛星放送は2018年12月に始まっています。高画質になるほど1秒あたりに送るデータ量が増えるため、同じ動画でも必要な通信速度が大きくなる、というつながりも押さえておきましょう。

例題1:ダウンロードにかかる時間を求める(オリジナル4択)

当サイトが作成したオリジナル問題です。本番の出題を再現したものではありません。

問 実効速度が80Mbpsの回線で、600MBのファイルをダウンロードする。通信速度は一定とし、1バイト=8ビットとすると、かかる時間はどれか。

1. 約0.94秒  2. 7.5秒  3. 60秒  4. 480秒

例題1の解答と各選択肢の判定
選択肢判定どうすればこの値になるか
1誤り600MB÷80Mbps÷8=約0.94。8倍すべきところを8で割っている
2誤り600÷80=7.5。バイトをビットに直していない
3正解600MB×8=4,800Mb。4,800Mb÷80Mbps=60秒
4誤り600×8×8÷80=480。8倍を2回している

持ち帰り:計算の前に「MB → Mb は×8」と1回だけ書きます。2と4のように、8倍の回数を間違えた値が選択肢に並ぶのが典型です。

1分でできる時短のコツ:概算で桁を先に確認します。80Mbpsは1秒に10MB(80÷8)送れるので、600MBなら600÷10=60秒。バイトの速度に直してから割ると、8の扱いで迷いません。

例題2:解像度の記述の正誤を判定する

問 次の記述ア・イの正誤の組合せとして、正しいものはどれか。

ア 4Kの総画素数は約829万で、フルハイビジョン(1920×1080)の約4倍である。

イ 8K(7680×4320)の総画素数は、4K(3840×2160)の約2倍である。

1. ア…正 イ…正  2. ア…正 イ…誤  3. ア…誤 イ…正  4. ア…誤 イ…誤

例題2の判定
記述判定理由
ア正3840×2160=8,294,400。1920×1080=2,073,600の4倍
イ誤横も縦も2倍なので、2×2=4倍。7680×4320=33,177,600で、4Kの4倍

正解は 2(ア…正 イ…誤)。イは「横の画素数が2倍」という正しい事実から、面積(総画素数)も2倍と早合点させる誤りです。

1分でできる時短のコツ:掛け算をせず、比だけを見ます。横の比×縦の比=総画素数の比です。8Kと4Kなら2×2=4、8Kとフルハイビジョンなら4×4=16と、暗算で判定できます。

間違えたときは、どの操作を見直せばよいか

つまずき → 確認する操作
つまずき確認する操作
答えが8倍・8分の1ずれるMB→Mbは×8を計算の前に1行書く
桁が1,000倍ずれるk・M・Gを1つ上がるごとに×1,000と表で確認する
時間の式を逆にする「時間=データ量÷速度」を速さの公式に当てはめて確認する
画素数の倍率を2倍と答える横の比×縦の比で面積の比を出す
秒と分を取り違える最後に答えの単位を選択肢と照らす

記憶容量の単位(GB・TB)とあわせて覚えるならSSD・HDDなど記憶媒体の違い、情報分野の用語全体は情報セキュリティ用語の一覧が入口です。割合や比の計算そのものに不安があれば、「○倍を超える」の判定のしかたも参考になります。

計算を含む4択を時間内に解けるかは、登録不要の無料お試し10問で確かめられます。4分野の問題に、全問の解説が付いています。

Q & A

よくある質問

Q.1Mbpsは何kbpsですか?

通信速度では1,000倍ずつなので、1Mbps=1,000kbpsです。同じく1Gbps=1,000Mbpsです。

Q.MBとMbは何が違いますか?

MBはメガバイト、Mbはメガビットです。1バイト=8ビットなので、1MB=8Mbです。ファイルの大きさはMB、通信速度はMbpsで表されることが多いので、計算では単位をそろえてください。

Q.8Kの画素数は4Kの何倍ですか?

4倍です。8K(7680×4320)は4K(3840×2160)の横も縦も2倍なので、総画素数は2×2=4倍になります。フルハイビジョンと比べると16倍です。

Q.Web会議や動画視聴には、どのくらいの通信速度が必要ですか?

画質・参加人数・サービスによって変わるため、一律には言えません。各サービスが公表している推奨速度を確認してください。Web会議では、映像を受け取る下りだけでなく、自分の映像を送る上りの速度も必要です。

Q.1GBは1,000MBですか、1,024MBですか?

どちらの数え方もあります。通信速度やSSD・HDDの製品表示では1,000倍で数えるのが一般的ですが、パソコンのOSの容量表示などでは1,024倍で数えることもあります。試験では問題文の条件に従い、条件がなければ選択肢の数値から判断してください。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む