KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 英語の短い説明(定義文)を読み、それに当てはまる語を4つから選ぶ形式。選択肢が日本語なら、英単語そのものを知らなくても解ける。
  • 定義文の最初の名詞(a place / a document / a person など)で、答えの種類がほぼ決まる。
  • 選択肢には同じ種類の紛らわしい語が並ぶので、2つ目以降の限定語(where・used for・caused by など)で絞り込む。
  • 扱われやすい分野は、身の回りの物・公共施設・行政の書類・社会制度・自然現象・日本の伝統的な品などと考えられる。
この記事の目次
  1. 01英単語の問題はどんな形式?
  2. 02定義文を読む4つの手順
  3. 03例題1〜3:場所・書類・自然現象
  4. 04例題4・5:伝統的な品とお金の制度
  5. 05紛らわしい選択肢の組はどう見分ける?
  6. 06つまずき別:どの操作で確認する?
  7. 071問30秒で解く時短のコツ
  8. 08よくある質問
  9. 09出典・参考

英単語の問題はどんな形式?

BESTの「文章を正確に理解する力」の対策では、英語の問題にも備えておくと安心です(出題の内訳は公表されていません)。英単語の問題として練習しておきたいのが、英語の説明文を読んで、説明されている語を選ぶ形式です。例えば「a place where people borrow books」なら「図書館」を選ぶ、というものです。以下は当サイトが練習用に整理した形式で、公式の出題を再現したものではありません。

この形式は、単語の意味を暗記しているかよりも、英文の説明を正確に読めるかを見る問題です。選択肢が日本語の場合、説明文さえ読めれば、説明されている英単語そのものを知らなくても正解できます。

定義文の書き出しと答えの種類(本サイトの学習用整理)
定義文の書き出し答えの種類選択肢に並びやすい語の例
a place / a building / a facility場所・施設市役所・税務署・図書館・公民館
a document / a form / a certificate書類住民票・確定申告書・領収書・契約書
a person who …人・職業消防士・保育士・通訳・弁護士
a system / a program制度年金・健康保険・選挙・納税
a natural event / a phenomenon自然現象津波・高潮・台風・竜巻
a tool / an item / a thing used for …物・道具風呂敷・扇子・のれん・手ぬぐい
money that …お金年金・給付金・補助金・退職金

定義文を読む4つの手順

  1. 最初の名詞に丸をつける:a place なら場所、a document なら書類。この時点で選択肢の種類と一致しないものがあれば消す。
  2. 限定語に線を引く:where(どこで)、who(誰が)、used for(何のために)、caused by(何が原因で)、made of(何でできている)など、名詞を詳しくする部分。
  3. 限定語を日本語に直して選択肢と照合する:「地震が原因の」「個人が記入して提出する」など、一言の日本語にする。
  4. 残った2つを限定語で比べる:紛らわしい2つの違い(原因・頻度・提出先など)が定義文のどこに書かれているか探す。

手順2の限定語が、正解を一つに決めるための情報です。選択肢の4語は、手順1だけでは区別できないように作られていることが多いので、限定語を読み飛ばさないことが大切です。

例題1〜3:場所・書類・自然現象

【例題1】次の英文が説明している語として最も適切なものはどれか。

a public office where residents register their address, get a copy of their family register, and apply for local services

  1. 郵便局
  2. 市役所
  3. 税務署
  4. 図書館
例題1〜3の解説(英文・選択肢とも本サイト作成の独自問題)
例題正解決め手の限定語紛らわしい選択肢が外れる理由
例題12 市役所register their address(住所を届け出る)、family register(戸籍)郵便局は郵便、税務署は税、図書館は本の貸し出しの施設で、住所の届出や戸籍は扱わない
例題23 確定申告書a person fills out and sends to the tax office(本人が記入して税務署に送る)源泉徴収票は勤務先が作成する書類で、本人が記入するものではない。住民票・領収書は税の申告の書類ではない
例題34 津波caused by an earthquake under the sea(海底の地震が原因)高潮は台風などの気圧低下や強風で海面が上がる現象。洪水は川の増水、竜巻は激しい渦巻き状の風

例題3の「高潮」と「津波」は、どちらも海水が陸に押し寄せる点で似ています。決め手は caused by an earthquake という原因の限定語です。このように、選択肢の中で一番紛らわしい語との違いを、定義文のどこが示しているかを探すのがコツです。

例題4・5:伝統的な品とお金の制度

【例題4】a square piece of traditional Japanese cloth used to wrap and carry things

  1. 風呂敷
  2. 手ぬぐい
  3. のれん
  4. 扇子
例題4・5の解説(英文・選択肢とも本サイト作成の独自問題)
例題正解決め手の限定語紛らわしい選択肢が外れる理由
例題41 風呂敷used to wrap and carry things(物を包んで運ぶ)手ぬぐいは顔や体をふく布、のれんは店の入口に掛ける布、扇子はあおいで風を起こす道具
例題53 年金regularly(定期的に)、after reaching a certain age(一定の年齢に達した後)退職金は勤め先から退職時に受け取るもの、給付金・補助金は年齢で決まる定期的な支給ではない

例題4の「手ぬぐい」「のれん」も布でできた伝統的な品なので、a piece of cloth だけでは決まりません。何に使うか(used to …)が決め手です。例題5は regularly(定期的に)と age(年齢)の2つの限定語で、退職金や給付金と区別できます。

紛らわしい選択肢の組はどう見分ける?

選択肢には、同じ種類で役割だけが違う語が並びます。よくある組と、定義文で決め手になりやすい限定語を整理しました。

紛らわしい選択肢の組(本サイトの学習用整理)
紛らわしい組違い決め手になりやすい英語
市役所/税務署住民の届出・行政サービス/国の税の事務residents・register / tax
住民票/戸籍住所を記録した書類/親族関係を記録した書類address / family・birth・marriage
津波/高潮海底地震が原因/台風などの気圧低下・強風が原因earthquake / storm・typhoon・wind
年金/退職金一定の年齢から定期的に受け取る/退職時に勤め先から受け取るregularly・age / when leaving a job
消防士/救急救命士火を消し人を救助する/救急車で搬送中に救命処置をするfire / ambulance・emergency care

表の右列の語は、定義文に出てきたときに答えをほぼ決めてくれる語です。英単語を覚えるときは、日本語訳だけでなくどの限定語とセットで説明されるかも意識すると、定義文の読み取りが速くなります。

つまずき別:どの操作で確認する?

つまずき別の確認操作(本サイト作成)
つまずき確認する操作
英文を最後まで訳そうとして時間がかかる最初の名詞と限定語だけを拾い、全文訳はしない
同じ種類の語が2つ残る2つの違い(原因・用途・提出先・頻度)を日本語で言い、定義文で探す
限定語の意味が分からない分かる語だけで絞る。register・tax・earthquake など行政・防災の語を先に覚える
選択肢が英単語の問題で迷う定義文から日本語の答えを先に決め、それに当たる英単語を選ぶ
知らない単語が定義文にあるその語がなくても種類と用途が分かれば解けることが多い。飛ばして先を読む

英単語の問題は、手順どおりに読めば1問30秒程度で解ける問題です。英文に慣れていない方ほど、実際の4択で試しておくと本番の焦りが減ります。登録不要の無料お試し10問では、英語を含む4分野の問題と解説を確認できます。

1問30秒で解く時短のコツ

  • 選択肢を先に見る:4つの日本語を先に見て、どの種類(場所・書類・現象など)の問題かを決めてから英文を読む。
  • 限定語は1つで足りることが多い:選択肢の違いを決める限定語を見つけたら、残りは確認程度に読めばよい。
  • 語彙は分野でまとめて覚える:行政・公共施設・社会制度・防災の英単語は、英語の短い説明とセットで覚えると定義文を読むのが速くなる。

分野ごとの英単語と英語の説明の一覧は公務員試験に出る英単語一覧にまとめています。3〜5文の英文を読む問題は英文の内容一致問題、英語の出題全体の考え方はBESTの英語対策、文章理解の分野全体は文章理解の対策まとめへ。

Q & A

よくある質問

Q.英語が苦手でも解けますか。

定義文は短く、使われる語も基本的なものが中心と考えられます。最初の名詞と限定語を拾う手順を身につければ、全文を訳せなくても正解できる問題が多くなります。

Q.どんな単語を覚えればよいですか。

定義文に出てきやすい語(resident・register・tax・public・earthquake・traditional など)と、行政・公共施設・社会制度・自然現象・伝統的な品の分野の語を優先するとよいでしょう。一覧は公務員試験に出る英単語一覧にあります。

Q.選択肢が英単語の場合はどう解きますか。

まず定義文から日本語で答えを決め、それに当たる英単語を選びます。日本語の答えが決まっていれば、知らない英単語が選択肢にあっても、知っている語との照合で絞り込めます。

Q.1問にかける時間の目安は?

BEST-Aは60問60分なので平均1問1分です。英単語の定義問題は30秒程度で解き、英文読解や資料の問題に時間を回せると余裕が生まれます。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む