KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 短い英文の内容一致は、全文を和訳しなくても解ける。日本語の選択肢を先に読み、英文で確かめる箇所を決めてから読む。
  • 誤りの選択肢は、①逆の内容、②本文にない、③言い過ぎ(always・all)、④主語や対象のすり替えの4つの型が中心。
  • 筆者の主張は However / But の後に来やすい。前半の「多くの人は〜と考える」は、否定される前置きであることが多い。
  • 知らない単語は、品詞と前後の文から大まかな意味を推測し、選択肢の判定に関係なければ飛ばす。1問2分以内が目安。
この記事の目次
  1. 01英文の内容一致問題はどんな形式?
  2. 02英文を速く読む5つの手順
  3. 03例題1:学習法の英文(逆の内容を見抜く)
  4. 04例題2:日本の文化の英文(言い過ぎと本文にないを切る)
  5. 05知らない単語はどう飛ばす?
  6. 06つまずき別:どの操作で確認する?
  7. 071問2分以内に収める時短のコツ
  8. 08よくある質問
  9. 09出典・参考

英文の内容一致問題はどんな形式?

BESTの「文章を正確に理解する力」の対策では、英語にも備えておくと安心です(出題の内訳は公表されていません)。英単語の問題に加えて練習しておきたいのが、3〜5文程度の短い英文を読み、内容と合う日本語の選択肢を選ぶ問題です。題材は学習法・健康・日本の文化や歴史・日常の出来事など、専門知識がなくても読めるものが考えられます。以下は当サイトの学習用の整理で、公式の出題を再現したものではありません。

判定の基準は日本語の内容一致問題と同じで、英文に書かれていることから言えるかどうかです。英文が短い分、1語の取り違えが判定を左右するため、選択肢と英文を丁寧に照合する必要があります。

英文の内容一致の誤りの4つの型(本サイトの学習用整理)
誤りの型作り方英文で確かめる箇所
①逆の内容本文の主張を反対にするHowever / But の前後で、どちらが筆者の考えか
②本文にない本文にない情報(数・理由・場所)を足すその情報が英文のどの文にあるか
③言い過ぎsome を all に、may を must に強めるsome・many・may・can などの程度を表す語
④すり替え主語・対象・時点を入れ替える誰が(主語)、いつ(once・today)の話か

英文を速く読む5つの手順

  1. 設問の向きを確認する:「内容と合うもの」か「合わないもの」かを確かめる。
  2. 日本語の選択肢を先に読む:4つの選択肢に共通する話題(例:風呂敷の使い方)をつかみ、それぞれのキーワードに印をつける。
  3. 英文を1文ずつ読み、選択肢に関係する文で止まる:キーワードに当たる英語(furoshiki・plastic bags など)が出てきたら、その文を丁寧に読む。
  4. 程度の語と逆接に印をつける:some・many・may・always・However・But を見落とさない。
  5. 選択肢と照合して、4つの型のどれかで消す:残った選択肢が英文の言い換えになっているか確かめる。

手順2で選択肢を先に読むと、英文の話題があらかじめ分かるため、知らない単語が出てきても意味を推測しやすくなります。英語が苦手な人ほど効果の大きい順番です。

例題1:学習法の英文(逆の内容を見抜く)

【例題1】次の英文の内容と合うものはどれか。

Many people believe that studying for long hours is the best way to remember new words. However, short reviews spread over several days often work better than one long session. For example, reviewing ten words for five minutes each day may be more effective than studying fifty words at once on the weekend. The key is to return to the same material before you forget it.

  1. 新しい単語を覚えるには、長時間続けて勉強するのが最も効果的である。
  2. 短い復習を数日に分けると、一度の長い勉強より効果が出やすい。
  3. 週末にはまとめて50語以上を覚えるようにするべきだ。
  4. 一度覚えた内容は、その後復習しなくても忘れない。
例題1の解説(英文・選択肢とも本サイト作成の独自問題)
選択肢判定型英文の該当箇所と理由
1誤り①逆の内容Many people believe… は多くの人の考え。However の後で筆者はそれを否定している
2正解言い換えshort reviews spread over several days often work better than one long session の言い換え。often(多くの場合)を「〜やすい」と、断定しない程度で言い換えている
3誤り①逆・②本文にない週末に50語をまとめて覚えるのは、効果が劣る例として挙げられている。「べきだ」とは書かれていない
4誤り②本文にない(逆)本文は「忘れる前に同じ内容に戻る」ことを勧めており、復習が不要とは言っていない

【全訳】多くの人は、長時間勉強することが新しい単語を覚える最善の方法だと信じている。しかし、数日に分けた短い復習の方が、1回の長い学習より効果的なことが多い。例えば、毎日5分間で10語を復習する方が、週末に50語を一度に勉強するより効果的かもしれない。大切なのは、忘れる前に同じ内容に戻ることだ。

1文目の「Many people believe」は、後で否定される前置きの典型です。However の後が筆者の考えと覚えておけば、1のような逆の選択肢はすぐに切れます。

例題2:日本の文化の英文(言い過ぎと本文にないを切る)

【例題2】次の英文の内容と合うものはどれか。

Furoshiki is a square piece of cloth that has been used in Japan for a long time. In the past, people often used it to carry their clothes to public baths. Today, some people use furoshiki instead of plastic bags because it can be used again and again. It can also wrap things of different shapes, such as bottles and boxes.

  1. 風呂敷は、最近になって日本で使われ始めた布である。
  2. 風呂敷では、形の違う物を包むことはできない。
  3. 風呂敷は繰り返し使えるため、レジ袋の代わりに使う人もいる。
  4. 風呂敷は、今では公衆浴場に行くときにしか使われていない。
例題2の解説(英文・選択肢とも本サイト作成の独自問題)
選択肢判定型英文の該当箇所と理由
1誤り①逆の内容has been used in Japan for a long time(長い間使われてきた)と反対
2誤り①逆の内容It can also wrap things of different shapes(形の違う物も包める)と反対
3正解言い換えsome people use furoshiki instead of plastic bags because it can be used again and again の言い換え。some を「使う人もいる」と程度を保っている
4誤り③言い過ぎ・④時点のすり替え公衆浴場は In the past(昔)の使い方。今は「〜しか使われていない」とは書かれていない

【全訳】風呂敷は、日本で長い間使われてきた四角い布である。昔、人々は公衆浴場へ衣類を運ぶのによく風呂敷を使った。今日では、何度も繰り返し使えるので、レジ袋の代わりに風呂敷を使う人もいる。また、瓶や箱のような形の違う物も包むことができる。

4は、英文に出てくる語(public baths)を使っているため正しく見えますが、In the past(昔) の話を「今では」にすり替え、さらに「しか」と言い過ぎています。時を表す語(in the past・today・now)は、選択肢の時点と必ず照合してください。

知らない単語はどう飛ばす?

短い英文でも、知らない単語が1つ2つ出てくることはあります。すべてを調べるように読むと時間が足りなくなるので、次の順で判断します。

知らない単語への対応(本サイトの学習用整理)
状況対応
選択肢に関係しない文にある飛ばす。判定に影響しない
選択肢に関係する文にある品詞(名詞・動詞・形容詞)と前後の文から大まかな意味を推測する
例(such as の後)に並んでいる前の語の具体例なので、前の語の意味が分かれば飛ばしてよい
否定や程度を表す語かもしれないrarely・hardly・seldom などは「めったに〜ない」。否定の意味になるので注意する

例題2の such as bottles and boxes のように、such as の後は具体例です。bottles を知らなくても、things of different shapes(形の違う物)が分かれば選択肢の判定には十分です。

つまずき別:どの操作で確認する?

つまずき別の確認操作(本サイト作成)
つまずき確認する操作
全文を訳そうとして時間が足りない選択肢を先に読み、関係する文だけを丁寧に読む
前置きの一般論を筆者の主張と取り違えるMany people believe… の後に However / But があるか探す
英文に出てくる語を含む選択肢を選んでしまう時点(in the past・today)と程度(some・all)が一致しているか比べる
2つの選択肢で迷う違う部分だけを取り出し、英文の該当する1文で確かめる
知らない単語で止まるその語が選択肢の判定に関係するかを先に確かめ、関係なければ飛ばす

英文の問題は、苦手意識から時間をかけすぎてしまいやすい分野です。本番と同じ4択で時間を計って試したい方は、登録不要の無料お試し10問で英語を含む4分野の問題を解けます。

1問2分以内に収める時短のコツ

  • 選択肢→英文の順を固定する:日本語の選択肢を30秒で読み、英文を1分、照合を30秒の配分にする。
  • 逆接と程度の語だけは必ず拾う:However・But・some・all・may・always・in the past に印をつける。
  • 和訳は頭の中で短く:1文を完全な日本語にせず、「長時間勉強が最善と多くの人は思う→しかし短い復習の方がよい」程度に縮める。
  • 迷ったら次へ:2択で決まらなければ印をつけて進み、最後に戻る。

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Q & A

よくある質問

Q.英語が苦手でも得点できますか。

3〜5文程度の短い英文で、日本語の選択肢から選ぶ形式なら、全文を訳せなくても正解できる問題が多くなります。選択肢を先に読む手順と、逆接・程度の語に注意する読み方を身につけることを優先してください。

Q.英文の題材には何が多いですか。

公式に題材が公表されているわけではありません。学習法・健康・日本の文化や歴史・日常の出来事など、一般的な話題を想定して、短い英文を読む練習をしておくと対応しやすくなります。

Q.単語帳での暗記と英文読解、どちらを優先すべきですか。

短い英文の問題は、単語を1つ知らなくても解けることが多い一方、読み方の手順がないと時間を失います。まず手順を身につけ、その後に行政・社会の分野の語彙を補うのがおすすめです。

Q.要旨を問う問題の場合はどう解きますか。

英文全体で筆者が最も言いたいことを選ぶ問題では、However / But の後や最後の文に注目します。具体例(For example の文)だけを述べた選択肢は要旨になりません。考え方は日本語の要旨把握の問題の解き方と同じです。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む