KEY TAKEAWAYS
この記事でわかること
- 当サイトの目安は合計30〜50時間程度です。公式の数字ではなく、分野ごとに必要な時間を積み上げた試算で、個人差があります。
- 始める時期は試験の4週間前が理想、最低でも2週間前です。平日1時間・休日3時間なら、4週間で約44時間になります。
- 順番は最初の1回で実力を測る→社会情勢→論理・資料→文章(並行)→通し練習です。
- 計画は固定せず、通し練習の分野別の結果を見て毎週組み替えます。
この記事の目次
勉強時間は合計で何時間くらい?
日本人事試験研究センターは、BEST-Aは基礎的な内容なので特別な対策や勉強は不要と説明しており、公式の勉強時間の目安はありません。次の表は、形式に慣れ、忘れている基礎を思い出すために当サイトが勧める作業を、時間に積み上げた試算です。
| やること | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 最初の1回と記録 | 2時間 | 本番形式の問題を時間を計って解き、分野別の正解数と失点の理由を記録 |
| 社会情勢 | 12〜18時間 | 地方自治、最近の時事、憲法・経済、都道府県のデータなど |
| 論理的思考 | 7〜11時間 | 順序・対応・集合・割合などの型を1つずつ |
| 資料分析 | 3〜5時間 | 構成比・増加率・1人当たり・概算 |
| 文章理解 | 5〜8時間 | 敬語・漢字・英単語はスキマ時間、現代文・英文は時間を計って |
| 通し練習と復習 | 3〜5時間 | 60題・60分を1〜2回と、その見直し |
| 合計 | 約32〜49時間 | 当サイトの試算。すでに教養試験やSPIの勉強をしている人は短くなる |
社会人の場合、平日に長い時間を取るのは難しいので、「平日は短く毎日」「休日にまとめて」の組み合わせで考えます。平日1時間×5日と休日3時間×2日で週11時間なら、4週間で約44時間になり、上の目安に収まります。
いつから始めればよい?
| 試験までの期間 | できること | 注意点 |
|---|---|---|
| 6週間以上 | 全分野を一通り+通し練習を複数回 | 間延びしやすい。週ごとの目標を決める |
| 4週間 | この記事の標準の計画。全分野と通し練習1〜2回 | 最初の週に実力を測ることを飛ばさない |
| 2週間 | 社会情勢の優先テーマと、時間配分の練習に絞る | 論理・資料は苦手な型だけ |
| 1週間以内 | 通しで1回解き、時間配分と社会情勢の頻出テーマを確認 | 新しい単元に手を広げない |
受験案内が出たら、試験日(テストセンター方式なら受験期間)から逆算して開始日を決めます。テストセンター方式では受験日を自分で選べるので、準備の進み具合も考えて予約日を決めると安心です(テストセンター方式の流れ)。
4週間の計画表は?
| 週 | 平日(1日1時間) | 休日(1日3時間) | 週の終わりの確認 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 地方自治のまとめを読み、問題で確認。国語・英単語を10分ずつ | 最初の1回(本番形式)を解いて記録。論理の苦手な型を1つ | 失点の理由を「知識・読み違い・時間」に分けたか |
| 2週目 | 時事・憲法・経済を分野別に。国語・英単語を継続 | 論理の型を2〜3つ、資料の構成比・増加率 | 社会情勢の問題で7割取れるテーマが増えたか |
| 3週目 | 都道府県データ・情報・防災。現代文を時間を計って | 60題・60分の通し練習1回と復習 | No.30の通過時刻は何分だったか |
| 4週目 | 通しで間違えた論点の復習。社会情勢の総ざらい | 2回目の通し練習(前半)、直前の見直し(後半) | 時間内に全問に答えられたか |
1週目の最初の1回には、登録不要の無料お試し10問が使えます。4分野を10分で解けるので、平日の夜でも取り組めます。勉強の順番の考え方は職務基礎力試験の勉強法で説明しています。
2週間しかないときは?
| 日程 | やること |
|---|---|
| 1〜2日目 | 本番形式で1回解き、分野別の正解数と時間のかかった問題を記録 |
| 3〜7日目 | 社会情勢の優先テーマ(地方自治・最近の時事)を集中的に。スキマ時間に国語・英単語 |
| 8〜10日目 | 論理・資料は、最初の1回で時間がかかった型だけを練習 |
| 11〜12日目 | 60題・60分の通し練習と復習 |
| 13〜14日目 | 間違えた論点と社会情勢の見直し。前日は早めに休む |
期間が短いときほど、全部をやろうとせず「落としている問題の理由」から逆算します。知識不足が多ければ社会情勢、時間切れが多ければ時間配分(60問60分の時間配分)に時間を回してください。
平日と休日はどう使い分ける?
| 時間帯 | 向いている勉強 | 理由 |
|---|---|---|
| 通勤・昼休み(5〜15分) | 社会情勢の一問一答、英単語、敬語・漢字 | 短く区切れて、スマホで進められる |
| 平日の夜(30〜60分) | 社会情勢のまとめ+問題、現代文を時間を計って | 机に向かえる時間で、読む・解くを組み合わせる |
| 休日(2〜3時間) | 論理・資料の型、通し練習 | 紙に図や表を書きながら、まとまった時間で考える |
スキマ時間に向く分野・向かない分野は通勤時間で進めるBEST対策で詳しく紹介しています。
進み具合はどう確かめる?結果で計画を直す
計画は立てた時点ではなく、解いた結果で直します。週末の確認や通し練習の後に、次の表で翌週の配分を決めてください。
| 結果 | 考えられる原因 | 翌週の配分 |
|---|---|---|
| 社会情勢の正解が6割未満 | 知識の範囲が足りない | 平日のほとんどを社会情勢に。まとめ記事→問題の往復 |
| 論理・資料で時間切れ | 型が身についていない | 休日に型の練習を増やし、1問90秒で区切る |
| 全体の正解は多いが、最後まで届かない | 時間配分の問題 | 通し練習を増やし、確認点の通過時刻を見る |
| 現代文・英文で迷う | 本文にない内容を選んでいる | 選択肢ごとに本文の根拠を指で押さえる練習 |
| 7〜8割に届いている | 準備は順調 | 見直しと体調管理を優先し、新しい単元は増やさない |
目標点の考え方は何割で合格かの記事で説明しています。
計画が崩れたら、どう立て直す?
仕事の繁忙期や体調不良で、予定どおりに進まない週は必ずあります。遅れを取り戻そうとして睡眠を削るより、次の順で削る単元を決めるほうが得点への影響を小さくできます。
- 通し練習は削らない:少なくとも1回は60題・60分で解き、時間配分を確かめる。
- 社会情勢は優先テーマに絞る:地方自治と最近の時事を残し、細かいデータの暗記を後回しにする。
- 論理・資料は苦手な型だけにする:最初の1回で時間がかかった型以外は、手持ちの力で解く前提にする。
- 文章理解はスキマ時間だけで続ける:国語・英単語は1日10分でも続けると抜けにくい。
学習の記録はどうつける?
記録は短くて構いません。1日1行、次の形で残しておくと、週末の見直しで配分を決めやすくなります。
| 日付 | 時間 | やったこと | できなかったこと・次にやること |
|---|---|---|---|
| 月 | 40分 | 直接請求の一覧を覚え、問題10問(8問正解) | 監査請求の請求先があいまい→明日確認 |
| 水 | 30分 | 現代文2問を時間を計って(各90秒) | 言い過ぎの選択肢を選んだ→本文の根拠を指で押さえる |
| 土 | 2時間半 | 論理の順序・対応表、資料の構成比 | 対応表は時間内に解けた。構成比は計算で3分→概算を練習 |
経歴によって時間はどう変わる?
- 教養試験の勉強をしたことがある人:論理・資料の型はできていることが多いので、社会情勢の更新と時間配分に絞れば30時間前後でも準備しやすくなります。
- SPIの勉強をしたことがある人:論理・資料・現代文は土台があります。社会情勢と国語の知識に時間を回してください。
- 筆記試験から長く離れている人:分数の計算や敬語などの基本の確認に時間がかかるので、50時間程度を見込んでおくと安心です。
Q & A
よくある質問
Q.勉強時間ゼロで受けても大丈夫ですか?+
公式には特別な対策は不要とされていますが、60題を60分で解くペースは慣れで差が出ます。少なくとも時間を計って1回解き、時間配分を決めておくことを勧めます。
Q.1日何時間勉強すればよいですか?+
4週間で準備するなら、平日1時間・休日3時間程度が目安です。平日に時間が取れない場合は、休日に比重を移してください。
Q.直前の1週間で何をすべきですか?+
通し練習で時間配分を確認し、間違えた論点と社会情勢の見直しに集中します。新しい単元に手を広げるのは避けましょう。
Q.模試は何回解けばよいですか?+
60題・60分の通し練習は、4週間の計画なら1〜2回が目安です。回数を増やすより、1回ごとに間違えた論点と時間配分を見直すほうが効果的です。使い方は模試の使い方で説明しています。
Q.朝と夜、どちらに勉強するのがよいですか?+
続けやすいほうで構いません。ただしテストセンター方式で午前の枠を予約するなら、休日の通し練習を午前に行うと、本番と同じ時間帯の頭の働きを確かめられます。
Q.論文や面接の準備とどう両立しますか?+
筆記の準備が軌道に乗った2週目以降に、休日の一部を論文・面接の準備に回すのが現実的です。社会人採用の流れは経験者採用の流れを参照してください。