KEY TAKEAWAYS
この記事でわかること
- 位置関係は、座席や部屋の枠を先に描き、条件の多い人から置くのが基本です。頭の中だけで回すと、向きの取り違えが起きやすくなります。
- 円卓は、回転させて同じになる並びを別に数えないよう、最初に1人を固定します。「正面」の条件がある人を固定すると、もう1人も同時に決まります。
- 中心を向いて座る円卓では、上から見て反時計回りの隣が右隣です。図の上側に座る人では、図の左右と逆になる点に注意します。
- 部屋割りは「階(上下)」と「列(東西)」の2つの番号で書くと、「真上」「東隣」を数字で確かめられます。
この記事の目次
位置関係の問題にはどんなタイプがある?
位置関係の問題は、人や物が「どこに」いるかを条件から決める判断推理の型です。1列の並び(順番)を考える順序関係と違い、円形や上下左右など2方向の配置を考えます。主なタイプは次のとおりです。
| タイプ | 最初に描く図 | 特に注意する言葉 |
|---|---|---|
| 円卓 | 等間隔の席を円に描き、1人を固定 | 正面、右隣・左隣、1つおいて隣 |
| 向かい合わせの座席 | 2列の枠を描き、列ごとに向きを書く | 正面、斜め向かい、同じ側の隣 |
| 部屋割り・ロッカー | 階×列の格子(表)を描く | 真上・真下、東隣・西隣、同じ階 |
どのタイプも、図の枠さえ正しく描ければ、あとは順序関係と同じく「確定条件→かたまり→場合分け」で進められます。
位置関係を解く4ステップ
- 枠を描く:席や部屋の数だけ枠を描き、円卓なら上から見た図、部屋なら階と列の番号をつける。
- 基準を固定する:円卓は1人を一番上の席に固定する。部屋割りは「真上」「隣」など相手が決まる条件を持つ人から置く。
- 「正面」「真上」「隣」を書き込む:2人の位置関係が決まる条件を、置ける場所ごとに候補として書く。
- 否定の条件で消し、全候補で選択肢を確かめる:「隣ではない」「東端ではない」で候補を消し、残ったすべての図で成り立つ選択肢を選ぶ。
円卓で1人を固定するのは、全員を1席ずつ回した並びは「同じ並び」だからです。固定せずに書き始めると、同じ並びを何度も書いて時間を失います。
円卓の「右隣」はどちら向き?
円卓で中心を向いて座っている人にとっての右隣は、上から見た図では反時計回りの隣です。図の下側に座る人を思い浮かべると分かります。その人は上(中心)を向いているので、右手は図の右側、つまり反時計回りの方向を指します。
図の上側に座る人は下を向いているため、その人の右手は図の左側になります。「図の右=右隣」と決めつけると、上側の人で必ず逆になります。迷ったら「中心を向いて座る人の右隣=上から見て反時計回り」と図の横にメモしておきます。
例題1:円卓で1人を固定する
例題1 A〜Fの6人が、円形のテーブルに等間隔に中心を向いて座っている。次のことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。
・Aの正面にはDが座っている。/・Bの右隣にはCが座っている。/・EはAの隣ではない。
1. EとDは隣り合っている 2. Eの正面にはBが座っている 3. BとFは隣り合っている 4. Cの正面にはFが座っている
整理 Aを席0に固定し、上から見て反時計回りに席1〜5とします。正面のDは席3です。Bの右隣(反時計回りの隣)がCなので、[B C]は席1・2か席4・5に入ります。残りの2席にE・Fを入れますが、Eは Aの隣(席1・席5)には座れません。
| 候補 | 席1 | 席2 | 席3 | 席4 | 席5 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①[B C]が席1・2 | B | C | D | E | F |
| ②[B C]が席4・5 | F | E | D | B | C |
①ではEは席4、②では席2で、どちらもDの席3の隣です。正解は1です。2は①だけ(②ではEの正面はC)、4も①だけ(②ではCの正面はE)で成り立つので×。3は①でも②でもBとFは隣り合わないので×です。
例題2:部屋割りを階と列の番号で書く
例題2 2階建ての建物に、各階とも西から東へ3部屋ずつ並んでいる(1階は101・102・103、2階は201・202・203)。A〜Fの6人が1部屋ずつ住んでいる。確実にいえるものはどれか。
・Aの部屋の真上はBの部屋である。/・Cの部屋はAの部屋の東隣である。/・Dは2階に住んでいて、東端の部屋ではない。/・EとFの部屋は上下に並んでいない。
1. Eは1階に住んでいる 2. Fの部屋の真上はDの部屋である 3. Bの部屋の西隣はDの部屋である 4. Aの部屋の西隣はEの部屋である
整理 Bが真上にいるので Aは1階です。CがAの東隣なので、Aは101か102です。
| A・C・B | Dの部屋 | 残り2部屋 | EとFの判定 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| A101・C102・B201 | 202(201はB、203は東端) | 103・203 | 上下に並ぶので× | 不成立 |
| A102・C103・B202 | 201 | 101・203 | 上下に並ばない | E101・F203 または F101・E203 |
残る2通りとも、Bは202、Dは201なので、Bの西隣はDです。正解は3です。1と4はEが101の場合だけ、2はFが101の場合だけ成り立つので、確実にはいえません。
部屋割りは「101」のように階と列を数字で持つと、「真上=百の位が1つ大きく、下2けたが同じ」「東隣=同じ階で下1けたが1つ大きい」と機械的に確かめられます。
向かい合わせの座席はどう描く?
長いテーブルをはさんで2列に座る問題では、上の列と下の列で向きが反対になります。上の列の人(下を向いて座る)にとっての右は図の左、下の列の人(上を向いて座る)にとっての右は図の右です。
- 正面:同じ番号の列の反対側の席(上1と下1など)。
- 斜め向かい:反対側の列で、番号が1つずれた席。
- 右隣・左隣:上の列は図の左右が逆になる。図の各列の横に「→が右」と矢印を書いておく。
練習 テーブルの上側に図の左から席上1・上2・上3、下側に下1・下2・下3があり、上側の人は下を、下側の人は上を向いて座る。Aは上2に座り、Bの正面はAで、Cは Bの右隣に座っている。Cの正面は、図のどの席か。
答え 上3。Bは Aの正面なので下2。下側の人は上を向いているので、Bの右隣は図の右側の下3です。その正面は上3になります。もし「上側の人の右隣」を聞かれたら、図では左側になる点に注意します。
つまずいた操作から確認する
| つまずき | 確認する操作 |
|---|---|
| 円卓で同じ並びを何度も書いてしまう | 1人(正面の条件がある人)を一番上の席に固定してから始める |
| 右隣・左隣が逆になる | 図の横に「中心向き:右隣=反時計回り」と書き、その人の向きで確かめる |
| 部屋の「真上」「隣」を数え間違える | 部屋を「階・列」の数字で書き、数字の差で確かめる |
| 正解が2つあるように見える | 全候補の図を並べ、1つの図だけで成り立つ選択肢を×にする |
1分で解くための時短のコツ
- 固定するのは「正面」の条件を持つ人:例題1のように、1人を固定するともう1人の席も同時に決まり、残りの席が一気に減ります。
- かたまりの置き場所は2〜3通りしかないことが多い:[B C]のように隣り合う2人は、空いている連続した2席にしか入らないので、先に数えます。
- 選択肢は候補の図の上で確かめる:図を並べておけば、「隣」「正面」は指で追うだけで判定できます。
次に練習すること
数値の差がつく並びは数値の差がある順序関係、「人×属性」の組合せは対応表の解き方で練習できます。発言が正しいかどうかを仮定して位置を決める問題はうそつき・発言の真偽の問題へ。論理的思考のほかの型は出題パターンまとめから選べます。
図の描き方を覚えたら、登録不要の無料お試し10問で、1問1分のペースで配置を決められるかを試してみてください。
Q & A
よくある質問
Q.円卓で固定する人は誰でもよいですか?+
誰でも解けますが、「正面」や「隣」の条件を多く持つ人を固定すると、ほかの人の席が早く決まります。固定した人の席は動かさないのがルールです。
Q.円卓の人数が奇数のときは「正面」はどうなりますか?+
等間隔で奇数人が座ると、ちょうど正面の席はありません。その場合は「隣」「1つおいて隣」などの条件で位置を決めることになります。問題文の定義を確認してください。
Q.「1つおいて隣」とはどの席ですか?+
間に1人(1席)はさんだ席のことです。円卓なら固定した人から2席離れた席で、左右に1つずつ、合わせて2か所あります。6人の円卓では、正面の席の両隣にあたります。
Q.部屋割りで「隣」は上下も含みますか?+
ふつうは同じ階の左右(東西)の部屋を指し、上下は「真上」「真下」と区別して書かれます。問題文で定義されているときはそれに従います。