KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 位置関係は、座席や部屋の枠を先に描き、条件の多い人から置くのが基本です。頭の中だけで回すと、向きの取り違えが起きやすくなります。
  • 円卓は、回転させて同じになる並びを別に数えないよう、最初に1人を固定します。「正面」の条件がある人を固定すると、もう1人も同時に決まります。
  • 中心を向いて座る円卓では、上から見て反時計回りの隣が右隣です。図の上側に座る人では、図の左右と逆になる点に注意します。
  • 部屋割りは「階(上下)」と「列(東西)」の2つの番号で書くと、「真上」「東隣」を数字で確かめられます。
この記事の目次
  1. 01位置関係の問題にはどんなタイプがある?
  2. 02位置関係を解く4ステップ
  3. 03円卓の「右隣」はどちら向き?
  4. 04例題1:円卓で1人を固定する
  5. 05例題2:部屋割りを階と列の番号で書く
  6. 06向かい合わせの座席はどう描く?
  7. 07つまずいた操作から確認する
  8. 081分で解くための時短のコツ
  9. 09次に練習すること
  10. 10よくある質問
  11. 11出典・参考

位置関係の問題にはどんなタイプがある?

位置関係の問題は、人や物が「どこに」いるかを条件から決める判断推理の型です。1列の並び(順番)を考える順序関係と違い、円形や上下左右など2方向の配置を考えます。主なタイプは次のとおりです。

位置関係の主なタイプと最初に描く図
タイプ最初に描く図特に注意する言葉
円卓等間隔の席を円に描き、1人を固定正面、右隣・左隣、1つおいて隣
向かい合わせの座席2列の枠を描き、列ごとに向きを書く正面、斜め向かい、同じ側の隣
部屋割り・ロッカー階×列の格子(表)を描く真上・真下、東隣・西隣、同じ階

どのタイプも、図の枠さえ正しく描ければ、あとは順序関係と同じく「確定条件→かたまり→場合分け」で進められます。

位置関係を解く4ステップ

  1. 枠を描く:席や部屋の数だけ枠を描き、円卓なら上から見た図、部屋なら階と列の番号をつける。
  2. 基準を固定する:円卓は1人を一番上の席に固定する。部屋割りは「真上」「隣」など相手が決まる条件を持つ人から置く。
  3. 「正面」「真上」「隣」を書き込む:2人の位置関係が決まる条件を、置ける場所ごとに候補として書く。
  4. 否定の条件で消し、全候補で選択肢を確かめる:「隣ではない」「東端ではない」で候補を消し、残ったすべての図で成り立つ選択肢を選ぶ。

円卓で1人を固定するのは、全員を1席ずつ回した並びは「同じ並び」だからです。固定せずに書き始めると、同じ並びを何度も書いて時間を失います。

円卓の「右隣」はどちら向き?

円卓で中心を向いて座っている人にとっての右隣は、上から見た図では反時計回りの隣です。図の下側に座る人を思い浮かべると分かります。その人は上(中心)を向いているので、右手は図の右側、つまり反時計回りの方向を指します。

図の上側に座る人は下を向いているため、その人の右手は図の左側になります。「図の右=右隣」と決めつけると、上側の人で必ず逆になります。迷ったら「中心を向いて座る人の右隣=上から見て反時計回り」と図の横にメモしておきます。

例題1:円卓で1人を固定する

例題1 A〜Fの6人が、円形のテーブルに等間隔に中心を向いて座っている。次のことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。

・Aの正面にはDが座っている。/・Bの右隣にはCが座っている。/・EはAの隣ではない。

1. EとDは隣り合っている 2. Eの正面にはBが座っている 3. BとFは隣り合っている 4. Cの正面にはFが座っている

整理 Aを席0に固定し、上から見て反時計回りに席1〜5とします。正面のDは席3です。Bの右隣(反時計回りの隣)がCなので、[B C]は席1・2か席4・5に入ります。残りの2席にE・Fを入れますが、Eは Aの隣(席1・席5)には座れません。

例題1の全候補(席0=A、上から見て反時計回り)
候補席1席2席3席4席5
①[B C]が席1・2BCDEF
②[B C]が席4・5FEDBC

①ではEは席4、②では席2で、どちらもDの席3の隣です。正解は1です。2は①だけ(②ではEの正面はC)、4も①だけ(②ではCの正面はE)で成り立つので×。3は①でも②でもBとFは隣り合わないので×です。

例題2:部屋割りを階と列の番号で書く

例題2 2階建ての建物に、各階とも西から東へ3部屋ずつ並んでいる(1階は101・102・103、2階は201・202・203)。A〜Fの6人が1部屋ずつ住んでいる。確実にいえるものはどれか。

・Aの部屋の真上はBの部屋である。/・Cの部屋はAの部屋の東隣である。/・Dは2階に住んでいて、東端の部屋ではない。/・EとFの部屋は上下に並んでいない。

1. Eは1階に住んでいる 2. Fの部屋の真上はDの部屋である 3. Bの部屋の西隣はDの部屋である 4. Aの部屋の西隣はEの部屋である

整理 Bが真上にいるので Aは1階です。CがAの東隣なので、Aは101か102です。

例題2の候補の絞り込み
A・C・BDの部屋残り2部屋EとFの判定結果
A101・C102・B201202(201はB、203は東端)103・203上下に並ぶので×不成立
A102・C103・B202201101・203上下に並ばないE101・F203 または F101・E203

残る2通りとも、Bは202、Dは201なので、Bの西隣はDです。正解は3です。1と4はEが101の場合だけ、2はFが101の場合だけ成り立つので、確実にはいえません。

部屋割りは「101」のように階と列を数字で持つと、「真上=百の位が1つ大きく、下2けたが同じ」「東隣=同じ階で下1けたが1つ大きい」と機械的に確かめられます。

向かい合わせの座席はどう描く?

長いテーブルをはさんで2列に座る問題では、上の列と下の列で向きが反対になります。上の列の人(下を向いて座る)にとっての右は図の左、下の列の人(上を向いて座る)にとっての右は図の右です。

  • 正面:同じ番号の列の反対側の席(上1と下1など)。
  • 斜め向かい:反対側の列で、番号が1つずれた席。
  • 右隣・左隣:上の列は図の左右が逆になる。図の各列の横に「→が右」と矢印を書いておく。

練習 テーブルの上側に図の左から席上1・上2・上3、下側に下1・下2・下3があり、上側の人は下を、下側の人は上を向いて座る。Aは上2に座り、Bの正面はAで、Cは Bの右隣に座っている。Cの正面は、図のどの席か。

答え 上3。Bは Aの正面なので下2。下側の人は上を向いているので、Bの右隣は図の右側の下3です。その正面は上3になります。もし「上側の人の右隣」を聞かれたら、図では左側になる点に注意します。

つまずいた操作から確認する

つまずき確認する操作
円卓で同じ並びを何度も書いてしまう1人(正面の条件がある人)を一番上の席に固定してから始める
右隣・左隣が逆になる図の横に「中心向き:右隣=反時計回り」と書き、その人の向きで確かめる
部屋の「真上」「隣」を数え間違える部屋を「階・列」の数字で書き、数字の差で確かめる
正解が2つあるように見える全候補の図を並べ、1つの図だけで成り立つ選択肢を×にする

1分で解くための時短のコツ

  • 固定するのは「正面」の条件を持つ人:例題1のように、1人を固定するともう1人の席も同時に決まり、残りの席が一気に減ります。
  • かたまりの置き場所は2〜3通りしかないことが多い:[B C]のように隣り合う2人は、空いている連続した2席にしか入らないので、先に数えます。
  • 選択肢は候補の図の上で確かめる:図を並べておけば、「隣」「正面」は指で追うだけで判定できます。

次に練習すること

数値の差がつく並びは数値の差がある順序関係、「人×属性」の組合せは対応表の解き方で練習できます。発言が正しいかどうかを仮定して位置を決める問題はうそつき・発言の真偽の問題へ。論理的思考のほかの型は出題パターンまとめから選べます。

図の描き方を覚えたら、登録不要の無料お試し10問で、1問1分のペースで配置を決められるかを試してみてください。

Q & A

よくある質問

Q.円卓で固定する人は誰でもよいですか?

誰でも解けますが、「正面」や「隣」の条件を多く持つ人を固定すると、ほかの人の席が早く決まります。固定した人の席は動かさないのがルールです。

Q.円卓の人数が奇数のときは「正面」はどうなりますか?

等間隔で奇数人が座ると、ちょうど正面の席はありません。その場合は「隣」「1つおいて隣」などの条件で位置を決めることになります。問題文の定義を確認してください。

Q.「1つおいて隣」とはどの席ですか?

間に1人(1席)はさんだ席のことです。円卓なら固定した人から2席離れた席で、左右に1つずつ、合わせて2か所あります。6人の円卓では、正面の席の両隣にあたります。

Q.部屋割りで「隣」は上下も含みますか?

ふつうは同じ階の左右(東西)の部屋を指し、上下は「真上」「真下」と区別して書かれます。問題文で定義されているときはそれに従います。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む