KEY TAKEAWAYS

この記事でわかること

  • 対応関係の問題は、行に人、列に属性をとった表を作り、分かった条件から○と×を入れていけば解けます。
  • 1人1つ・1つに1人(1対1)の問題では、○が1つ入ったら同じ行と同じ列の残りはすべて×。×が3つ並んだ行(列)の残り1マスは○です。
  • 「2つずつ」のような個数条件があるときは、表の右と下に合計欄を作り、○の数が合計に届いた行・列の残りを×にします。
  • 表が埋まり切らなくても、残った候補すべてで成り立つ選択肢を選べば答えになります。
この記事の目次
  1. 01対応表の問題は何を聞いている?
  2. 02対応表を解く4ステップ
  3. 03例題1:1対1の対応表で○×を埋める
  4. 04例題2:「2つずつ」の個数条件を使う
  5. 05個数条件があるときはどう書く?
  6. 06練習問題:属性が2種類ある表
  7. 07つまずいた操作から確認する
  8. 081分で解くための時短のコツ
  9. 09次に練習すること
  10. 10よくある質問
  11. 11出典・参考

対応表の問題は何を聞いている?

対応関係の問題は、「A〜Dの4人の担当業務」「5人の出身地と趣味」のように、人と属性の組合せを条件から決める判断推理の型です。条件は「Aは経理ではない」「広報を担当しているのはBではない」のような否定の形で与えられることが多く、頭の中だけで組み合わせを考えると抜け漏れが起きます。

そこで使うのが対応表です。行と列の交わるマスに○(当てはまる)と×(当てはまらない)を書き込むことで、否定の条件を1つずつ機械的に処理できます。表の形を作れれば、あとは「○が入ったら×で埋める」「×が並んだら残りが○」の2つの動きを繰り返すだけです。

並び順を考える問題は順序関係、座席の配置は位置関係の方が向いています。どの型か迷ったら論理的思考の出題パターンまとめで確認できます。

対応表を解く4ステップ

  1. 表を作る:行に人、列に属性をとる。属性が2種類(業務と出身地など)なら、列を横に並べて1つの表にする。
  2. 否定の条件を×で入れる:「Aは経理でも広報でもない」なら A行の経理と広報に×。
  3. 確定の連鎖を回す:○が入ったら同じ行・列の残りに×。×が埋まって1マスだけ残ったら○。これを変化がなくなるまで繰り返す。
  4. 残りを場合分けして選択肢を確かめる:2通り以上残ったら、それぞれの表で選択肢が成り立つかを確かめる。

ステップ3の「確定の連鎖」は、1か所決まると次々に決まっていくのが特徴です。1マス書き込むたびに、その行とその列だけを見直すと、見落としが減ります。

例題1:1対1の対応表で○×を埋める

例題1 A〜Dの4人は、総務・経理・広報・企画の業務を1人1つずつ担当している(同じ業務を2人が担当することはない)。次のことが分かっているとき、Aが担当している業務はどれか。

・Aは経理でも広報でもない。/・Bは総務でも企画でもない。/・Cは総務でも広報でもない。/・Dは経理でも企画でもない。/・広報を担当しているのはBではない。

1. 総務 2. 経理 3. 広報 4. 企画

整理 条件をすべて×で入れると、Bの行は総務・企画・広報が×になり、残る経理が○に決まります。経理の列が埋まったので、Cの行は企画だけが残って○。企画の列が埋まり、Aの行は総務が○、最後にDが広報です。

例題1の完成した対応表(丸数字は○が確定した順番)
総務経理広報企画
A○(③)×××
B×○(①)××
C×××○(②)
D××○(④)×

Aは総務を担当しているので、正解は1です。2の経理は条件1で直接否定されています。3の広報も条件1で否定され、実際にはDの担当です。4の企画はCの担当で、Cの行で総務・広報・経理が×になった時点で決まります。

ちなみに、最後の条件「広報はBではない」がなければ、「A総務・B経理・C企画・D広報」と「A企画・B広報・C経理・D総務」の2通りが残ります。条件を1つ除くと答えが決まらなくなることを確かめると、どの条件が決め手なのかが見えてきます。

例題2:「2つずつ」の個数条件を使う

例題2 A〜Dの4人は、英検・簿記・FP・宅建の4つの資格のうち、それぞれちょうど2つを持っている。また、どの資格もちょうど2人が持っている。次のことが分かっているとき、確実にいえるものはどれか。

・Aは英検を持っているが、簿記は持っていない。/・Bは簿記とFPを持っている。/・Cは英検を持っていない。/・Dは宅建を持っている。

1. Aは宅建を持っている 2. Cは簿記を持っている 3. CはFPを持っている 4. Dは簿記を持っている

整理 表の右に「各人2つ」、下に「各資格2人」の合計欄を作ります。Bは簿記・FPで2つに達したので、英検・宅建は×。すると英検は、A○・B×・C×なので残るDが○。Dは英検と宅建で2つに達し、簿記・FPは×です。簿記はA×・B○・D×なので、Cが○になります。

例題2の対応表(?は2通りに分かれるマス)
英検簿記FP宅建計
A○×??2
B×○○×2
C×○??2
D○××○2
計2222

残るのはAとCがFPと宅建を1つずつ分ける2通り(A:FP・C:宅建 か A:宅建・C:FP)です。どちらの場合もCは簿記を持っているので、正解は2です。1と3は2通りのうち一方でしか成り立たないので確実にはいえません。4は、Dが英検と宅建で2つに達しているため誤りです。

個数条件があるときはどう書く?

個数条件の種類と表での扱い
条件の言い方表に書くこと使い方
1人1つずつ・重複なし行も列も合計1○が入ったら同じ行・列を×
各人2つずつ行の合計欄に2○が2つになったら行の残りを×
各資格2人ずつ列の合計欄に2○が2つになったら列の残りを×
全部で○が7つ表の右下に7行ごとの○の数の合計で確かめる

個数条件の問題は、○が入る数と×が入る数の両方から決まっていきます。例題2のように、「○の数が上限に届いた」と「×の数が上限に届いた(残りが全部○)」の両方を毎回確かめるのがコツです。

練習問題:属性が2種類ある表

練習 X・Y・Zの3人の出身地は北海道・大阪・福岡、趣味は釣り・将棋・登山のいずれかで、どれも重複しない。「Xは大阪出身ではない」「福岡出身の人の趣味は登山である」「Yの趣味は釣りである」「Zは北海道出身である」のとき、将棋が趣味なのは誰か。

答え Z。行にX・Y・Z、列に「北海道・大阪・福岡|釣り・将棋・登山」をとった1つの表を作ります。Zが北海道なので、Xは大阪でも北海道でもなく福岡、残るYが大阪です。福岡出身のXは登山、Yは釣りなので、残る将棋がZです。

練習問題の表(属性2種類を横につなげる)
北海道大阪福岡釣り将棋登山
X××○××○
Y×○×○××
Z○×××○×

「福岡出身の人は登山」のように属性どうしを結ぶ条件は、どの行に当てはまるかが決まった時点で書き込みます。それまでは表の横にメモしておき、忘れずに使います。

つまずいた操作から確認する

つまずき確認する操作
条件を入れたのに表が埋まらない○を入れたあと、その行と列の残りを×にしたかを確認する
属性が2種類あって表が作れない列を「業務|出身地」のように横につなげ、1つの表にする
個数条件の問題で行き詰まる表の右と下に合計欄を作り、上限に届いた行・列を探す
2通り残って答えが決まらない「確実にいえる」なら、両方の表で成り立つ選択肢を探す

1分で解くための時短のコツ

  • ×の多い行から見る:×が3つ並んだ行は、それだけで○が決まります。条件を入れ終えたら、まず×の数を数えます。
  • 表は小さく、記号だけで書く:人名や属性は頭文字1字で十分です。表を書く時間を10秒以内に収めると、全体が1分に収まりやすくなります。
  • 選択肢を表の上で確かめる:表を完成させる前に、選択肢のマスが確定していれば答えられることがあります。

次に練習すること

発言の正しさを仮定して対応を決める問題はうそつき・発言の真偽の問題、試合の勝敗を表で整理する問題はリーグ戦の勝敗表の書き方で練習できます。座席など配置の問題は位置関係の解き方へ。

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Q & A

よくある質問

Q.対応表の行と列は、どちらに人を置けばよいですか?

どちらでも解けますが、行に人、列に属性をとると、条件文の「Aは〜」をそのまま行で処理できて読みやすくなります。問題ごとに変えず、自分の決まりを作っておくと迷いません。

Q.属性が3種類以上ある場合はどうしますか?

列を横につなげて1つの表にし、属性どうしの関係(「経理担当の人は東京出身」など)は、同じ人の行の○を見比べて処理します。

Q.条件に「AとBは同じ資格を1つも持っていない」のような2人の関係があるときは?

表の2つの行を見比べる条件です。片方の行に○が入ったら、もう片方の同じ列に×を入れます。人どうしの関係は、行を上下に並べて同時に確かめると見落としません。

Q.表が完成しないまま時間がかかってしまいます。

「確実にいえるもの」を選ぶ問題では、表を完成させる必要はありません。選択肢に関係するマスが決まった時点で答えを選び、次の問題に進みましょう。

出典・参考

読了、おつかれさまでした。ほかの対策ガイドを読む